あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

丸いカエルの卵?細長い卵?

水の中に浮かぶつぶつぶとした丸い物体を発見しました。 あいかわ公園パークセンター前のじゃぶじゃぶ池にて見ることができます。これはヤマアカガエルというカエルの卵です。冬に一度目覚めて水辺に卵を産み、再び眠りにつくそうです。 身近なカエルではヒ…

落枝につくぷにぷに タマキクラゲの感触とは?

春の陽気を感じて早くも自然には変化がみられています。あいかわ公園の落ちている枝を注意しながら歩いてみてください。 実は皆様が口にしたことのあるものの仲間なのですが分かるでしょうか?ヒントはこのぷるぷるとした見た目です。なんと、これはキクラゲ…

スギナの葉はスギにそっくり かも

あいかわ公園の日当たりのよい所はもう既に春模様です。いよいよ来たかと思わせる植物が出てきましたのでご紹介します。みんな知ってる春の植物葉っぱでは馴染みがない方も多いかと思います。これはスギナという植物で、今まさに花粉を飛ばしている杉に見た…

下向きに咲くアセビにはとある理由があります。

あいかわ公園はつつじの仲間が多く植えられており、4月下旬ころからは一面の大変美しい景色を楽しむことができます。 その時期には少し早いですが、早速ツツジの仲間の一つであるベニバナアセビがふれあい広場にて咲いています。花の数がとても多いピンクと…

あいかわ公園で動物の痕跡を探すには? その2

先日に引き続きあいかわ公園で動物の痕跡を見つけるポイントを紹介していきます。足跡と獣道以外にも見つかります。 ふれあい広場や園内の道を歩いているときには、木の下から1m位の場所をよく見てみてください。そこには痕跡が残っている可能性が高いです…

あいかわ公園で動物の痕跡を探すには? その1

あいかわ公園で動物に遭遇してみたい!という意見を自然観察ガイドをしているとよく聞きます。直接出会うことは大変難しいのですが、動物が来ていた跡であれば比較的簡単に見つけることができます。そしてあいかわ公園ならではの魅力だと思います。 今日は、…

触れると破裂するタネツケバナの種

あいかわ公園を訪れて自然の物を使って遊びたい!と思われる方も多いと思います。 植物を使って簡単に楽しめる不思議体験をご紹介します。あいかわ公園園内では、ここ最近の暖かい気温からたくさんの花が咲き始めています。目を凝らしてよく見ると、恐らく一…

張り付く植物 ノキシノブ

あいかわ公園を歩いていると、小さな木の枝から大きな枝までたくさんの枝を見かけることがあります。 落ちている枝の中には、よく見てみると...?茶色い枝たちの中に緑色のものが?なにやら緑色のものが付いていることがあります。実は木や苔の上にくっついて…

あいかわ公園2月下旬 自然散策のおすすめ 

少しずつ春を感じ始めているあいかわ公園の自然の中でも、今の自然のおすすめを紹介したいと思います。ぽつぽつと咲いてきました。まずはパークセンターと冒険の森入口付近に生えているミツマタです。咲いてきた花の数も増え、付近にはほんのりと甘いような…

枯葉をつけ続ける不思議な植物 ヤマコウバシ

冬場は、植物も葉っぱを落としてしまうものが多く、色合いも寂しい季節です。しかし、緑ではなく茶色の葉を冬の間につけ続ける植物がいます。 その名もヤマコウバシ。森のわたり橋より奥側に広がるスギ林で見ることができます。葉っぱから心地いい香りがする…

きゅうりの香りがする植物

ここ最近とても暖かい日が続いていたので、鳥や花などを見かける機会がとても増えてきました。 春先の植物がもしかしたら咲いているかもしれないと、淡い期待を膨らませながら公園を歩いていると...?2~3mm程度の小さな花春先に見つけることのできる可愛…

ナデシコ科の植物とハコベ

ナデシコと言えば園芸植物で有名ですが、もちろん自然でもナデシコ科の植物を見ることができます。そこらへんで見かける植物おそらくもっとも目にする機会の多いナデシコ科の植物は、ハコベの仲間ではないでしょうか。 あいかわ公園でも日当たりのよい色々な…

オオバコ科の植物とオオイヌノフグリのお友達

植物の名前が分からなくとも、花や葉の特徴からある程度の仲間を絞ることができます。 先日はシソ科植物の花の形を記事にしましたが、本日はオオバコ科を紹介します。お花を見る楽しみが増えると幸いです。 オオバコ科と言えば、どこでも見ることができる植…

最高のすべすべ感 ビロードモウズイカ

あいかわ公園内では、実にいろいろな自然環境があります。ダム方面では常に水しぶきが飛んでくるため水けを好むような植物が生えていたり、絶壁で風通しが良いために外来種とされる植物が公園内よりも多く見られたりと違いを感じられます。ぬいぐるみのよう…

水が流れるところに生える植物たち その2

昨日に引き続き沢沿いに生える植物の紹介です。表か裏か?一体どちら?湿った場所に生える植物の中でも、とりわけ大型で数も多く目立つのはリョウメンシダです。写真のリョウメンシダは表でしょうか?それとも裏なのでしょうか?パッと見てしまうと裏のよう…

水が流れるところに生える植物たち その1

先日の記事で、あいかわ公園に流れる3つの沢の話をしました。普段は人が入ることのない水辺にはいったいどんな植物があるのでしょうか?鮮やかな赤色が目立つまずはフユイチゴです。土の中に水分を多く含むような場所が大好きで、日の当たらない場所でよくみ…

冬に見かけた虫たち その3

あいかわ公園には噴水広場やじゃぶじゃぶ池のような水辺のほかに、実は天然の水辺があります。 一般の方は橋の上から見下ろすしかないのですが、山から流れてきた水が流れ出る沢が3ヶ所に通っています。その中でも冒険の森近くの沢には少なからず水が流れて…

冬に見かけた虫たち その2 と旬の梅

先日に引き続き、冬に見かけた虫たちの紹介です。1円玉くらいの大きさがある越冬中のはずのカメノコテントウが、パークセンター内で見つかりました。今の寒い時期に活動していて大丈夫なのでしょうか。思わぬ遭遇でした。カメノコテントウは、日本のテントウ…

冬に見かけた虫たち その1

寒い季節の中でも、公園を歩いていると生き物に遭遇することがあります。夏や秋に比べてしまうと数はとても少なくなってしまいますが、逆に今の季節だからこそ会うことのできる虫がいたりもするのです。冬に現れる蛾 フユシャクあいかわ公園でのフユシャクの…

シソ科の花と公園のキランソウ

上と下の2枚に分かれる日差しが暖かくなり、日当たりのよい冒険の森の斜面ではぽつぽつと花が咲き始めました。その中でも目立つのは、濃い紫色をしたキランソウです。面白い形の花ですが、シソ科の植物の中にはこのように上と下に分かれた花を持つものがいま…

シメジの仲間 センボンクヌギタケはまさにセンボン生えそうな勢い

倒木にたくさん生えるキノコキノコに詳しいわけではないのですが、最近のあいかわ公園ではキノコをよく見かけます。気になるものがあったので調べてみました。写真は、センボンクヌギタケと呼ばれるキノコだと思われます。倒木に千本 とまではいかなくとも3…

季節違いで咲く狂い咲き 見つけるととても嬉しくなります

タチツボスミレは最もよく見かけるスミレ冒険の森入口付近の斜面では、季節を間違えて早く咲いてしまったタチツボスミレが綺麗な明るい紫色の花をつけています。 本来ですとタチツボスミレは3月頃から咲き始めるので、ここ最近の暖冬の影響で恐らく本来咲く…