あいかわ公園には、まるでカエルの掌のような葉をもつことからそう呼ばれるカエデの仲間(モミジ)が植えられています。
秋には葉が紅葉して,とても綺麗な景色を作るのですが、葉が落ちて冬になるとまた1つ違った面白さを提供してくれます。
今の季節に公園を訪れた際には、この漢字の「八」の字のようなモミジの種を探してみてください。種を見つけたら、二つついている種を1つずつに分け、公園で一番高さがある森のわたり橋から落としてみましょう。
一体どんな落ち方をするのでしょうか?
皆様は、同じ種であるどんぐりを落としたことがありますか?
どんぐりは、とても重みがあり真下に落ちてしまったのではないかと思います。では、羽のように軽いモミジの種はどのように落ちるのでしょう?
なんと! とても器用なことに写真の丸い部分(ここが種です)を中心にして、羽が扇風機のプロペラのようにくるくる回り、飛んでいくのです。その様は、戻ってきませんがブーメランのようです。
たくさんの種を飛ばしてみると、とてもきれいな光景を目にすることができますよ。ご家族で飛ばした距離を競い合ったりするのも面白いかもしれませんね。
あいかわ公園の自然観察ガイドでは、モミジのプロペラ飛ばし大会を行い、誰が一番遠くに飛ばせるか競争を行ったりしています。自然の不思議に、実際に触れながら楽しめるガイドイベントになっておりますので、公園にお越しの際はぜひご参加ください。