昨日に引き続き沢沿いに生える植物の紹介です。湿った場所に生える植物の中でも、とりわけ大型で数も多く目立つのはリョウメンシダです。写真のリョウメンシダは表でしょうか?それとも裏なのでしょうか?
パッと見てしまうと裏のように見えるかもしれません。実は表です。
非常に大きく、まとまって緑の壁のように生えるので、狭い沢沿いを歩いていると見た目以上の圧迫感があります。気分はジュラシックパークです。
また、岩場や湿り気の多い斜面では、ゼニゴケ類もかなり見かけます。辺り一面を緑色のじゅうたんのように染め上げる様は圧巻です。ゼニゴケ類を見ていると、写真右のようなお椀状の物体を見かけることがあります。これは有性ではなく無性で増えるゼニゴケのクローンなのです。
見逃してしまうような突起にそんな役割があるなんて、植物の世界は面白いですね。