冬場は木々が付ける葉っぱの多くが落ちており、あいかわ公園ふれあい広場の木もスケスケの寂しい色合いをしています。ところが、冬だからこそ見つけることのできる緑色があります。それが蛾の繭です。
ふれあい広場の桜が植えられている付近のエノキの木(オオムラサキ保護用の柵がある)や、公園のコナラの木をよく探してみてください。きっと明るい緑色の写真のような繭を見つけることができると思います。
この大きな繭は、日本でも最大種の蛾たちが所属するヤママユガというグループのウスタビガという蛾の繭です。
皆様は蛾をイメージするとき、どれくらいの大きさをイメージするでしょうか?恐らく大きくて3~4cm位だと思います。
ウスタビガはなんと羽を広げると10cmを超える大型の蛾なのです!
ウスタビガの写真がないので、同じ仲間で同じ大きさ位のオオミズアオの写真を貼っておきます。大きさの参考にしてください。
ヤママユガの仲間のポイントとして、ぬいぐるみのようなとてもかわいいフワフワの体があげられます。これは実際に触ってみないと分からないかもしれません。今年の虫取りはぜひ大きな蛾を取ることに挑戦してみてください。あいかわ公園でも今のところ3種類のヤママユガの仲間の幼虫を確認しています。