あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

身近にある植物 スイバ

身近な植物と言えば普段は見向きもされずに足で踏まれてしまったり、雑草として引っこ抜かれてしまったりする一方で、名前は知らなくても見たことがあるものが多いのではないかと思います。
確かに山へ行って普段は見かけない花たちを見るのも面白いですが、近くにあるからこそ親しみやすさを感じられます。ここではあいかわ公園で見られ、皆様の身の回りにも生えている植物たちをご紹介します。 普段見ている植物の世界が広がると幸いです。

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独特の矢じり型が目印
あいかわ公園の風の子橋付近や、ふれあい広場トイレの辺りに生えているこの植物はスイバといいます。漢字で表すと酸い葉の名の通り、食べるととてつもなく酸っぱいです。
山菜としても利用され、酸味を生かしてジャムを作ってみたり(色は茶色くなるので汚いジャムになります)、ステーキソースを作ったりするとおいしいようです。
私もジャムとてんぷらを作ったことがあります。てんぷらは葉を2枚食べたら満足しました。酸っぱすぎます。この酸味の成分はシュウ酸と呼ばれ、ホウレンソウなどによく含まれている成分です。そのまま食べると体の中に結晶ができてしまうことがあります。そこで出てくるのがシュウ酸とくっついて安全になるタンパク質です。ほうれん草のおひたしには必ずと言っていいほど鰹節がついてきませんか? 実は、シュウ酸対策のための物なのです。もちろんおいしいからというのもあるでしょう。
同じような関係としては紅茶に入れるミルクがあげられます。ストレートとミルクティーで飲み比べてみてください。イガイガ感が全然違います。
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スイバの最も分かりやすい特徴は、葉っぱの付け根部分が鋭く張り出すことです。矢じり型という表現をされることがありますが確かに矢の先についているかえしのように見えますね。

シュウ酸と言えばこの植物を使うことでも10円玉をきれいにする実験ができます。道端にただただ生えている草から多くの日常生活で使われている知恵が見えてきましたね! 是非かわいい形のスイバをあいかわ公園で探してみてください。