自然は実に面白くできているなぁと感じることがよく見られます。2つの写真のうち、大きな違いがあるのですがわかるでしょうか?
自然を使った間違い探しクイズです。
木をよーく確認してみてくださいね。
正解は木に生えている苔です。ではなぜ同じ1本の木に苔の生えている面と生えていない面があるのでしょうか? その答えも写真に乗っています。実は太陽の向きが重要なのです。左側の写真は木の影が奥側に伸びています。一方で右側の写真は影が手前に伸びています。つまり左の写真は日当たりが良い面であることが分かります。
苔は皆様恐らくご存じの通り、水分を多く必要とする植物です。なので日当たりがいい所では成長することができないのですね。木の裏側の苔が生えている範囲にはその苔と仲良くしている植物たちの世界を見ることもできます。ふれあい広場では、そんな植物同士の関係をたくさん見ることができます。
苔と仲良しのノキシノブ。このようにものにくっついて生活する植物はお友達なのです。苔を遠目で見たことはあってもじっくり見たことはない方も多いのではないでしょうか?
身近な苔もドアップで撮ってみると1種1種形が違うことがよく分かると思います。最近では、苔を丸状に固める苔玉盆栽や水陸両用のテラリウムなどでも幅広く使われており、マニア人気も高い植物なんです。
繊細な造形ですね。苔にはほとんど詳しくないので種類は分かりませんが、比較しながら見てみるとなんか違う!という点が分かると思います。
苔は身近にもたくさん生えていますのでじっくり観察してみてくださいね。