あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

植物を見分けてみよう

あいかわ公園には自然がたくさんあふれています。冒険の森や森のわたり橋は特に木々も多く、皆様の自然のイメージにもきっと合うことでしょう。
あいかわ公園に入って足元を見ればそこにはもうたくさんの自然が広がっています。
それが植物の形をバラの花が広がるように例えたロゼットです。バラ=ローズからの派生語です。
こんな形の植物を見たことはないでしょうか。
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冬には辺り一面にこのようなベターっと張り付いた植物がみられます。
なんとなく見ていてはすべて同じ植物に見えるかもしれません。しかし、よく見比べてみると植物ごとに形が異なりとても面白いのです。

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左からコウゾリナ タネツケバナ オランダミミナグサ
外で個別で見ると同じに見えるような植物たちでも並べて比較してみると全く形が違うように思えませんか?

科が同じ(家族のような)植物はとても似ているものが多いですが、科が違う(遠い親戚)植物は結構違っています。後者の植物は見分けやすいです。
先ほどの例では、左からキク科アブラナ科ナデシコ科です。バラバラですね。
次は、問題となる似ているものを比較してみましょう。同じナデシコ科の花では現在のあいかわ公園ではオランダミミナグサ(場所は南駐車場とパークセンターの間)とミドリハコベ(場所はふれあい広場の奥)を比べることができます。

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左がオランダミミナグサの花で右がミドリハコベの花です。かなり似ていますが比べてみると見分けられるのではないでしょうか。
1種類でもその科の花を知っているとお友達を見つけた時にあの花のお友達かな?と気づける確率は高くなります。以前もお伝えしましたがナデシコ科は5枚の花弁を持つものが多いです。
そうして1種類ずつ花たちを知っていくと、気が付けば身の回りにある花たちが分かる! という状況になっているかもしれませんね。

では最後にまとめとしてこの花は何の仲間でしょうか?
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花弁が5枚だからナデシコ科の仲間! と思われた方は植物を見分けるポイントが分かってきていますね!しかしここでは残念ながらはずれでした。
恐らく多くの方はこの花を見てナデシコ科以外のもので見覚えがあるのではないでしょうか? 先ほどお伝えしたように1種類のとある花を知っていれば答えることができたのです。その花はこれから自然を彩るサクラです。
すなわちこの花はサクラが所属するバラ科の仲間で、クサイチゴの花です。花びらの数で見分けられればいいのですが、ここでは雄しべの数を比べるのが分かりやすいですね。写真中央のたくさん出ている線(雄しべ)の数をバラ科ナデシコ科で比べてみてください。きっと違いが分かると思いますよ。