日当たりのよい所で色々な虫が出始めています。先日は運が良いことに道を歩いているとなにやらバッタのようなものが飛び出してきました。
春に見られる大型のバッタと言えばこのツチイナゴかクビキリギスになります。多くのバッタが夏の終わりから秋口にかけて成虫を見つけられるのに対してなぜ春の時期に成虫が見られるのでしょうか。
実はこの2種類は成虫で冬を越すバッタなのです。コクワガタやヒラタクワガタと同じように寒さの中を活動休止して過ごすんです。それが暖かくなってきたため再び活動を始めたのですね。
同じく暖かい日には大きなぶーんという羽音に注目してみましょう。重たそうな体で飛んでいるのはこんな虫です。
オオセンチコガネと呼ばれる虫です。公園内に落ちているシカのフンに集まるふん虫です。うんちをかき分けるために前足が地面などを掘りやすい形になっています。写真の前足が櫛のようになっているのが見えるでしょうか。手にのせてみると少しとげとげしています。うんちに集まる虫なので触った後には必ず手を洗いましょう。
虫はまだまだこれからという感じですが、外を歩いていると服に虫がくっついてくるようなこともあります。
虫探しをしているときに気を付けてほしいのが毒を持つ虫の存在です。
うっかり触るとかぶれてしまう虫があいかわ公園にはいますので注意しましょう。それがこの虫です。
ヒメツチハンミョウと呼ばれる虫なのですが、見た目がとても綺麗なのでうっかり触らないように気をつけましょう。
危険を感じると足の辺りから液体を出します。これが手に付くとかぶれてしまうのです。ヒメツチハンミョウ自体は鳥などの外敵から身を守るために身に着けている術ですので、優しい目で見て上げてください。薄暗い土の上で見つかることが多いので、冒険の森~森のわたり橋のエリアが見つかりやすい気がします。