様々なところで花が咲き始め、自然情報が追い付かないほどの勢いです。目立つ花もいいですが地味で目立たない花もなかなかいいものです。
本日は誰もが口にしたことのある植物の仲間です。形だけで分かったあなたはなかなかのもの好きでしょう。
こちらはウナギにかけるあの植物、つまりはサンショウです。
せっかくですから植物形態にも注目してみましょう。サンショウは葉っぱの形にとても特徴があります。どんな形をしていますか?
2枚づつ付いた葉っぱがずらっと並んでいますね。この様子を鳥の羽が並ぶ様子に見立てて羽状複葉(うじょうふくよう)といいます。身近にも結構この形の植物はありますので葉の形に注目してみてください。
ウナギにかけるのはこの花が実をつけたものになります。山椒の実の香りは皆様ご存じだと思いますが実は葉をちぎっても同じように強い香りを楽しむことができます。サンショウの若い葉は山菜としても利用されており、お店に並ぶこともあるんですよ。てんぷらで食べるのがおススメです。
サンショウは先日紹介したコクサギと同じようにミカンの仲間になります。花の雰囲気がとても似ているとは思いませんか?コクサギはそこに生えていれば匂いで分かりますが、サンショウは分かりません。写真にうっすらと乗っていますが葉と同じように2対のトゲが出るのでわかりやすいと思います。
時期によってはアゲハチョウの幼虫が集まっていることもあるため虫を狙うならいい木かもしれません。虫たちも好きな木が分かるなんてしっかりしていますね。
あいかわ公園の自然を紹介する図鑑を作り始めました。スタートしたてのため記事は少ないですが随時更新していきます。
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