あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

シロツメクサでマメ科の花の形を知ろう!(蝶形花(ちょうけいか))

彩り豊かな春がやってきました。頭上の新緑も心地いいですが足元にも注目したい季節ですね。
たくさんの花をつける人気のお花を発見しました。
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こちらが知らない人はいないであろうクローバーことシロツメクサです。
シロツメクサのお花はいったいどこでしょうか?マメ科と言えばカラスノエンドウが有名です。せっかくですのでカラスノエンドウの花も見てみましょう。f:id:aikawa_park:20200329120242j:plain
これがマメ科の基本的な形である蝶のような花こと蝶形花(ちょうけいか)です。シロツメクサは比べてみるとどうでしょう。
なにやらぼわっと爆発したような形をしていますね。

マメ科はこのような塊の花ではなく、先ほどのような蝶の羽のような花をつけます。よく写真を見てみると、この蝶の形をした花がたくさんついて1つの花のような形をしていることに気が付けます。 シロツメクサもしっかり見ることでマメ科の仲間だと判断することができますね。花を見るときには全体ではなく1つ1つのパーツに注目してみてあげて下さい。

同じくこちらのマメ科はどうでしょうか。
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恐らくコメツブツメクサだと思われますがこの花も形をみてみましょう。ちなみにマメ科では最小クラスに小さいです。大きさは花全体を見て1cmないくらいでしょうか。1つ1つの蝶形花は2mm程度だと思います。しらないとみつけられないでしょう。
この花もよく見てみると黄色い蝶形花が10個くらいついていますね。シロツメクサと同じく全体ではなく1つ1つの花をしっかり見てあげれば豆の仲間と分かります。
ちなみにシロツメクサは昔外国船が物を輸出する際に箱にたくさん詰められたことから詰められた草=シロツメクサと呼ばれるそうですよ。