あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

葉の付き方

遠目からでは気づけない植物の違いはたくさんあげられますが、自然観察をするうえでまず注目して欲しいのが葉の付き方です。植物によって茎に付く葉の付き方に違いがみられるのをご存じでしたか?今日はそのポイントに注目してみましょう。
まず、もっともふつうにみられる葉の形はこちらです。
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みやすい植物を見つけました。葉(緑色の丸い部分)と柄(葉とつながる赤い部分)を1セットとしてその茎に対する付き方を見てみてください。
右左右左と順番についているのが見えるでしょうか?
このように互い違いにつく葉の付き方は互生(ごせい)と呼ばれ、多くの植物で見ることができる形です。
この植物自体も山の方でないと見かけることのできないサルナシと呼ばれる自生のキウイフルーツの仲間です。もしかすると秋には実がなるかもしれません。

次はこの付き方です。
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葉と柄のつき方は先ほどの互生と比べるとどうでしょうか?

もうお分かりですね。1ヶ所から対になるように葉が生えています。
このような葉の付き方を対生(たいせい)と呼び、互生と比べるとこの種類の付き方はかなり減ります。つまり植物を特定する上でのヒントになるのですね。
この植物は紅葉が美しいカエデの仲間の中でも特に早く咲くハナノキだと思われます。既に赤い種ができていますね。カタカナのハの字の形になるのがカエデのタネの特徴です。

では最後はこちら
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4月のブログにたびたび登場するヒトリシズカです。おしべを直接つける少し変わった花でしたね。
このお花は互生と対生どちらに当てはまるでしょうか?
同じ場所から2対の葉が2つ出ているから対生 と考えられるかもしれません。ところがこのように一つの場所から多方向に出ている葉はまるで輪を描くかのように見えるため輪生(りんせい)と呼ばれます。対生互生に比べると圧倒的に数は少ないため、これだけで種類の特定をすることもできます。

植物を見かけたらぜひ葉の付き方に注目してみてください。葉の違いが分かると自然観察がもっと面白くなりますよ。
明日は身近にある不思議な形の葉を紹介します。お楽しみに!


あいかわ公園 山野草図鑑
あいかわ公園 山野草図鑑に紫色の花が追加されました。 図鑑は写真が多いため軽量化した写真を使っています。

山野草図鑑 赤色にナガミヒナゲシアメリカフウロ、カリンを追加しました。