花壇などの人為的な環境で目立つ植物を紹介しています。
花壇には定期的な水やりがあることから湿った環境を好むような植物が生えていることを先日お伝えしました。
そしてやはりそのような環境を好む植物がたくさん見られます。
花の時期が終わり、何やら目立つのは変に立ち上がる剣の鞘のような植物です。これは大根などのお友達であるミチタネツケバナという植物なのですが、外で見つけたら指ではじいてみましょう。 そうすると種がはじけ飛びます。
面白いのは種に粘着力があるため弾けた勢いで指や布などにくっつくのです。このような種の飛ばし方なので辺り一面にたくさん生えるわけですね。
庭や外などを歩いていてこの植物を見たことがない人は恐らくいないでしょう。それほど身近な外来種がこのハルジオン、ヒメジョオンです。2種は非常に似ているため見つけたら見分けてみましょう。
皆様は葉の付き方というのを気にしたことがありますか? 実は見分けるときに大きく役立つことが多いのです。写真はハルジオンの茎なのですが茎を抱っこするように葉の根元が付いていますね。ヒメジョオンはこのように茎を抱きません。
花がたくさんあるようなら茎を折ってみましょう。
中身はいったいどうなっているでしょうか?
空洞になっていればハルジオンです。中身が詰まっていたらヒメジョオンです。面白い違いですね!
この花を見つけることがあればぜひ上の2つのポイントに注目して、植物を見分ける体験をしてみてくださいね。