10人中10人が毒と答える毛虫オビカレハ
毎年5月頃になるとあいかわ公園の桜の木には綺麗な色合いの毛虫が現れます。
明らかに長くて刺さりそうな毛と、どう見ても毒を持っているアピールをしているオレンジで目立つ色合いのため、皆様が触れたくない100点満点の毛虫といえるかもしれません。
そもそも毛虫はなぜこのように毛をつけているのでしょうか?
例えば皆様の髪の毛に蜘蛛の糸が付いた時にはきっと糸が付いたことに気づけることが多いでしょう。
毛虫の毛も似たように風や振動を感知しています。相手はもちろん敵であるハチなどの昆虫の羽音です。
体を見ていきましょう。
よく見てみると頭とお尻にそれぞれ黒い斑点があります。
オレンジ色の体に頭とお尻の黒い点が見分けるときの分かりやすいポイントです。
この特徴からオビカレハだと分かります。
オビカレハはサクラが好きな幼虫であり、小さい時には集団で過ごす性質があります。木に糸で作られたネットがあればほぼ確実にオビカレハと言えるでしょう。
カレハガの仲間は毒を持つ種類の1種で、先日のドクガ科やヒトリガの仲間と並んで注意すべき蛾の種類ではあります。
ですがその仲間の全てが毒を持つわけではなく、オビカレハには毒はないとされています。となればここはひとつ手乗りタイムと行きましょう!
オビカレハは見た目も分かりやすい毛虫入門におすすめの種類
手にのせました。やはり大きめの幼虫にしがみつかまれる感覚というのは独特なものがあります。吸盤で少し張り付いているような感覚ですね。
毎度ながらこの手の毛虫に初めて触るときはとても緊張します。
似た仲間がおらず、特徴も派手と言うことからほぼ大丈夫と言う確信があるのですが、やはりわずかな不安が残りますね。
触れてみると毛が柔らかく長いのでとてもふさふさしており、歩くだけで少しくすぐったい感覚になります。おすすめです。
オビカレハは本当にとても綺麗な色合いをしていますね。 毛虫には何種類か触れてきましたが、毒がありそうで実はなくて驚いたのはオビカレハ、マイマイガ、リンゴドクガ辺りですね。
やっぱり手にのせていると愛着がわきます。
毛虫には確かに毒を持つ種類がいる ので確信なく触らない方がいいのは確かですが、実際に毒を持つ種類というのは少ないので必要以上に恐れる必要はないですよ。
毒のある種類を知っておけば自然観察をより楽しむ余裕が生まれます。肩に急に幼虫が現れても平気になりますよ!
毒のある毛虫や蛾はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
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