4月の記事で、林床にひっそりと咲く美しい花 ヒトリシズカを紹介しました。もう時がたっているため覚えていない方も多いかもしれません。そんな時は記事についているカテゴリーをクリックすると(スマホの場合記事名の下にあります)過去のテーマをまとめて見られますよ。こんなお花でした。
草丈15cm程度で知らなければ恐らく見つけられないであろう花でしたね。花の茎を密かに1本出す様子が一人で静かに咲いているように見えるのです。
では友達が増えるとどうなるでしょうか?季節が外れてお友達はやってきます。
そのお友達の名はフタリシズカです。恐らくヒトリシズカよりも有名かもしれませんね。フタリシズカは非常に大きく群生することも多いため見つけやすいのです。草丈は50~60cm位あります。これなら遠くからでも見つけられそうではないですか?
葉に注目してみると4枚の葉がほぼ同じ高さで4方向に出ているのが分かります。
フタリシズカの場合高さが若干異なっており、よく見ていると2対の葉が漢字の十の字のように交互に重なって付きます。つまり対生(たいせい)という付き方ですね。また、白い部分が花の役割を持っているのですが花びらなどは持たず直接雄しべが付いています。やはり変わった面白い植物ですね。
フタリシズカの場合花をつける茎の数は2本とは限りません。写真のように4本の物もあれば3本の物もあります。ヒトリシズカと違ってずいぶん個性あふれた子が多いですね。山の薄暗いような所で、かつ日差しが少しは入る場所で見かけるので機会があれば探してみてくださいね。
あいかわ公園 山野草図鑑
5/17あいかわ公園山野草図鑑 白色の花にハリエンジュ、サルナシ 黄色の花にブタナを追加しました。
サルナシの花は見る機会が少ないと思います。