あいかわ公園自然観察ガイド

あいかわ公園で見つかった植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。毎朝8時に更新中!

枝にそっくりな虫

これから夏に向けてあいかわ公園のような緑の多い場所では枝が動いている奇妙な現象に遭遇する可能性があります。夏に向けた怪談話ではなく、実はとある虫が見られる季節なのです。一体どんな姿をしているのでしょうか?
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拾った枝を乗せて遊んでいるのではなく、これが枝にそっくりの虫ことナナフシモドキです。虫の中では何かに似ているものをモドキと呼んだりするのですが(例、ショウリョウバッタモドキ)このナナフシはナナフシに似ているからモドキが付いているのではありません。そもそも枝の事をフシと呼ぶのですがそれに似ていることからフシモドキ。そして体をよく見てみると竹の節のように横線がたくさん入っています。七つの節があるわけではなく、たくさんあることを7で表しているそうですよ。
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節の部分はこのような感じです。よく見てみると竹のようになっています。
これらの情報をまとめるとナナフシモドキになるのですね。身近なナナフシには主に2種類が見られます。写真のナナフシモドキとエダナナフシの2種類です。
これは写真上部の頭から出る触角の長さを見ると分かります。この部分です。
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なんだかボケーっとしていてかわいいですよね。
ナナフシモドキは触角がとても短いのです。一方のエダナナフシは足位の長さの触角を持ちます。
ポイントさえわかってしまえば見分けるのは簡単ですね。

このナナフシモドキは枝の真似をして敵の目を欺きますが、見つかってしまうことももちろんあります。鳥のいい目はごまかせず、食べられてしまいます。
ナナフシにはトカゲやカナヘビなどと同じく敵を欺く最後の必殺技があります。それが自切(じせつ)です。
鳥などに足をつかまれてこのままだと食べられてしまう! そんな時に噛まれている足を自ら切り離して離脱するのです。なかなかに思い切った行動ですよね。若いうちの自切は脱皮によって治るそうなのですが、大人に近くなるにつれて治りにくくなると言われています。
実は写真の子も足の1本がありません。恐らく自切したものと思われます。
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ナナフシ自体が枝になることを徹底しているのでしょう。こちらから刺激を与えたりしないとほとんど動きません。体を動かさず何かを耐え忍ぶさまは座禅のようですね。瞑想でもしているのでしょうか。 ちなみに写真の部分は口になります。エイリアンのような口をしていますが実はナナフシは葉っぱを食べるんですね。代謝がいいのか体を軽くしたいのか、うんちをたくさんします。虫かごの下に何か敷いてあげたほうがいいです。

立っていると本当に枝そっくりなナナフシは今現在パークセンター前の虫かごで見ることができますのでその真似っぷりを見てみてくださいね。桜の枝にほんとうにそっくりな面白さや、のんびりしている部分を見ていると愛着がわいてきてしまうこと間違いなしです。