南駐車場の付近や冒険広場の道路沿いでは真っ黄色な泡のような姿の花を見ることができます。
アカメガシワと言うこの植物は、樹木のため間近で花を見ることはなかなか難しかったりするのですが、冒険広場の大木では丁度橋の上の高さで咲いているためゆっくり見ることができます。
近くで見て思ったことは甘いような独特の香りが周囲に漂っているということです。アロマ的なふわぁっと漂っている香りです。この香りのおかげで辺りにはにぎやかな羽音が響いています。
アカメガシワの名前にはアカが付いていますが、全く赤くありません。ではなぜそのような名前が付けられているのでしょうか?
その不思議は芽生えの季節にあります。アカメガシワの芽は出たての時赤い色をしているのです。ふさふさの毛と合わさって絵の具で塗ったような質感ですね。食べることもできますよ。
アカメガシワの花に再度注目してみましょう。
よく見てみるとブドウのように花が付いていますね。丸いものは蕾なのですがこの花の付き方には随分と特徴がありますね。
このブドウのような花の付き方は、稲などの穂に見立てて穂状花序(すいじょうかじょ)と呼びます。花付きがものすごくよく、動物のしっぽのようにも見えますね。
同じ穂状の花を見てみましょう。
2mサイズの巨大な花 ビロードモウズイカもよく見てみると穂のようにたくさんついていますね。1塊に見える花を見つけたらまずは穂状花序を疑ってみるといいかもしれません。花の付き方に関しては今後、山野草図鑑でコラムとして挙げる予定ですので興味のある方はお楽しみに!
ちなみにですがアカメガシワの1つ1つの花はこのような姿をしています。
全体で花を見るのと、1つ1つの花を見るのとでは全然印象が変わってきますね。丸で花火のようでとてもかわいい花だと思います。
興味のある方はアカメガシワの花と香りを楽しんでみてくださいね!
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑 白色にヘクソカズラを追加しました。