爽やかな初夏のカミキリムシ
温かいこの季節、山間の草地に生える植物に青いカミキリムシがやってきます。
なんだかとても爽やかな色合いをしていますよね。
ものすごくシャイな昆虫で、見かけても葉の裏に隠れてしまったりすぐ飛んで逃げてしまうんです。
捕まえずに写真を撮るのが難しい種類だと思うのですが、たまたま運よく撮る機会がありました。
水色と黒というなかなか見かけない色合いをしています。2cm位の小柄な子なのでいればすぐわかると思いますよ。ちなみにルリボシカミキリとよく間違えられますが、別のカミキリです。
先日紹介したクワカミキリのような大型のカミキリムシは、口が恐ろしいので触れたくないのですが、ラミーカミキリくらいならばまあいいかなという気がしてしまいます。
クワカミキリの顔のアップですがやはり怖すぎますね。口がギラリと輝いています。
木をかじる大型カミキリは絶対に噛まれたくない種類と言えますね。
一方のラミーカミキリと言えば手でつかんでないのでアップ写真でないとはいえ、恐ろしいよりも かわいいの方が勝りますね。皆様の印象はどうでしょうか?
複眼が青いため、サングラスをかけているような印象を受けないぶんラミーの方が柔らかい印象を受けるのかもしれませんね。
写真を撮っているとこのような人間チックな風景にも出会います。
近づいてくるカメラに気づいて「あ、こいつなんか近づいてくる」
そんな風なやり取りをしているように私は見えてきますね。
おっちょこちょいで捕まえるのは少し苦労するかもしれませんが、夏にとるなら非常に出会いやすくおススメですよ。
ところでカミキリムシと言えば先日もお話しした通り好みの木が種類ごとに違う昆虫です。
可愛いラミーカミキリはどんな植物が好きなのでしょうか?
それがイラクサ科の植物です。
慣れればすぐわかる植物なのですが、ふさふさしており大きな葉を持つカラムシが身近なイラクサ科ですね。
この植物があれば見つかります。日差しの当たっているカラムシがねらい目です。
私が見つけるのは水辺の近くが多いですね。
園内であれば石小屋ダムの方面の法面で、高確率で見つかりますよ。昆虫が食べるものから逆探知して虫を捕まえることの第一歩にはうってつけのラミーカミキリ採取に挑戦してみてはいかがでしょうか!
園内では真逆の色合いを持つ赤いカミキリもいるようです。青いカミキリと一緒に探してみてはいかがですか?
aikawa-park.hatenablog.com
また、お花が大好きなちょっと珍しいカミキリがいたりもします。↓
aikawa-park.hatenablog.com
目に見えないだけで多数のカミキリムシがいるのが大自然に囲まれたあいかわ公園です!