夏の昆虫がぽつぽつとみられるようになり、あの有名な昆虫が出てくることを今か今かと心待ちにしていたのですがついにその時が訪れました。
実際には6月上旬ころから死骸などを見かけてはいたのですが、成虫を捕まえたのは6月下旬頃です。
夏の甲虫取りは、7月8月の真夏のイメージがありますがもう既に始まっています。
これまでにクワガタムシは飼育していたのでカブトムシを飼育し始めて気が付いたことを上げていこうと思います。
まずは体重です。
クワガタと比べると体の高さなどもあるので当然重いのですが、クワガタの2・5倍くらいはあるのではないでしょうか。
この重さがあるだけで他の虫たちより強いことが簡単に想像できます。加えてもう1つが爪の強さです。
虫網で捕まえた時、手にのせた時、昆虫ゼリーをつかんでいるときなどなどの場面でカブトムシが物に抱き着くことがあるのですが、その力がクワガタの比ではありません。虫網がグッと巻き込まれるほどのパワーです。
この重さと爪の力があれば樹液のチャンピオンと言われるのも納得です。
樹液の甲虫たちはそれぞれの武器でえさ場を確保しようとします。カブトムシの必殺技はその大きな角を相手の体に潜り込ませ跳ね飛ばします。もしくは横転させます。
ノコギリクワガタは大きな顎で挟み込み投げ飛ばしますが、顎の上からも下からも臨機応変に対応します。
コクワガタは体が小さいので彼らとはバトルが始まらないでしょう。必ずしも己の武器を使って戦うものではないのです。
まずはお互いの姿! 武器! それでも差が付かないならいざ決闘!と言うのが彼らの流儀のようです。
飼育下ではそんな場面はありません。しかし彼らのその旺盛な食欲を見ることができます。
大型のクワガタではゼリー1つを食べるのに5日位かかるのですが、カブトムシは翌朝にはゼリーがなくなっているのです。
きっと体重が重い分カロリーを必要とするのでしょう。日数換算ではクワガタの4~5倍ほどの量を食べているんですね。
なのでカブトムシを飼育するとゼリーが驚くべきスピードでなくなっていきます。
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