あいかわ公園の園内でいい感じに花を咲かせているのが、園芸ではとても有名なサルスベリと言う花です。
サルスベリの花と言えばこの綿あめのようにぼふっとした雰囲気を持っていますよね。雨の後でいい感じにぼやけているためこのまま絵などに使えてしまいそうですね(笑)
超超有名な話で申し訳ないのですが、なぜサルスベリと呼ばれるかご存じでしょうか? 私は非常に疑問に思うのですが多数ある植物の中でもこのサルスベリの由来に関しては多くの人に知られているなぁと思ってしまいます。
恐らくこのブログをご覧の皆様もサルスベリの由来は知っているのではないかと思います。
由来はこの木にあります。
ぜひ触れてみて欲しいのですが、サルスベリの木の樹皮(じゅひ(木の皮))は非常に滑らかなつやつや感があり、木に登ることが得意なサルでも上ることが難しいと言われています。
確かにサルスベリのある場所に来たサルが木を登っているのは見たことがありません。
私が木登りを実践する方法もありましたがさすがに場所が悪いので止めておきました。たぶん登れないと思います。
そんなサルスベリは香りもいいので虫たちの集会所になっているようです。
雨の日だったのですが花にはマメコガネが来ていました。花のある所でよく見かけますが、花粉やら花弁を食べているのでしょうか?それからハチの仲間やハエの仲間もよく飛んでいます。夏の貴重な蜜源ですね。
サルスベリは花と幹に注目されがちな植物ですが葉にも面白い特徴が見られるんです!
葉を思い出してみましょう。
サルスベリの葉を思い浮かべられますか?なかなか難しいですよね。
こちらがサルスベリの葉です。丸々しくて可愛いですね。と言うところではなく、これまで出てきた互生(ごせい(右左と葉が付く))と対生(たいせい(左右両方に葉が付く))というポイントで確認してみてください。
どちらに当てはまりそうでしょうか。
実は互生と対生では考えるのが難しいのがこのサルスベリです。
よーく見てみると右に2回左に2回と個性あふれた葉の付け方をしています。
これはだいぶ前に紹介した(4月の記事)コクサギというミカン科の植物と同じ葉の付け方です。
こちらがコクサギですが、葉の付き方を見てみてください。左に2回連続で付く互生ですね。この葉の付き方をコクサギにならってコクサギ型と言います。
種類は少ないものの決定的な見分けポイントにもなりえるので、頭の片隅に入れておくと役に立つかもしれません。
サルスベリはパークセンター付近で見られます。この機会にじっくりと観察してみてはいかがでしょうか?