あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

植物世界の競争 その1 オオブタクサvsカナムグラ

身近な所でも見ることのできる植物達ですが、その世界を外側から見てみると「あぁ なんか植物がたくさんあるなぁ」くらいで終わってしまいます。実際の植物の世界はどのようになっているのか、少し視点を変えてその世界を見てみましょう。

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2枚の写真を並べ、パノラマのようにしてみました。ここが植物たちの戦場です。
左と右で勢力の強い植物が変わっていますが分かるでしょうか?左で優勢状況にあるのはカナムグラと言う植物です。
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写真の通り掌を広げたような姿をしたつる性の植物で、夏場に河川などを覆いつくす姿も度々見かける植物です。形に注目してみると左にあるほとんどの植物がカナムグラだと分かりますね。
右で勢力を保つのはオオブタクサです。写真に写っている背丈の高い植物がそれです。
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オオブタクサはその名の通り非常に大型になる植物で、2mは簡単に超えます。こちらも河川などで見られる種類ですが、繁殖力の強い種類のためこの草が見られる場所はたびたびこの草が覆い茂る環境ができます。葉も大きいですね。
つる性のカナムグラがこれだけ見られるということは、何か絡みつかれている植物があるということです。最初の写真左のカナムグラを見てみると、その付近ではカラムシが見られますね。こんな植物です。
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日当たりのよい所を好むカラムシは、同じく日当たりのよい場所を好むカナムグラに巻きつかれて栄養源である太陽の光を十分に受けることができなくなります。劣勢にあると言えるかもしれません。
ここではカラムシVSカナムグラがバトルを終えて次のカナムグラVSオオブタクサに移ろうとしている局面のようですね。 カナムグラがオオブタクサを覆いつくすかオオブタクサが太陽の光を受けて急成長し、カナムグラが覆いつくせないほどの背丈になるか非常に緊迫した場面が思い浮かびます。

2枚の写真だけでもたくさんの戦いが繰り広げられていることが分かりましたね。このような大きな戦いのほか、小さな戦いが常に広げられています。
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明日は上を目指したいつる植物の戦いを覗いてみましょう。