あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

アゲハにそっくり!? 毒を持つジャコウアゲハに擬態する蛾 アゲハモドキ

あいかわ公園のパークセンターの壁と言うのはなかなかに色々な虫がやってきます。夜に明かりがついているのでそれにつられてやってくるのです。
先日は少し変わった生き物を見かけました。
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それがこちらのアゲハチョウの仲間のように見える蛾 その名もアゲハモドキです!見た目は本当にアゲハチョウにそっくりですよね。恐らくこのアゲハモドキの存在を知らない人にはアゲハチョウに見えていると思います。
実際にはアゲハチョウよりも一回り小さい見た目をしています。
アゲハチョウと比べると触角が線状なのもわかりやすいですね。アゲハの場合触角の先は丸いような楕円のような形になります。
こちらは擬態(ぎたい)と呼ばれて危険な生き物などをまねているのですがこのフォルムで危険な生き物がいるでしょうか??
蝶で毒を持つ種類........
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大分前の記事でジャコウアゲハと言う種類の蝶を紹介しました。彼らは毒草であるウマノスズクサと言う植物を食べるため、蝶であっても毒を持つ種類でしたね。ジャコウアゲハとアゲハモドキを比較してみましょう。

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左がアゲハモドキ、右がジャコウアゲハです。こちらの写真はなんと別の種類の虫なんです!あまりにもそっくりですね。具体的には羽の形、羽に入る赤い模様、体の赤い色などが似ているポイントとして挙げられます。つまり毒のある蝶の姿をまねることで自身も食べられないようにしているのです。すごい話ですね。
一応向きを変えて羽の雰囲気も確認しておきましょう。
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ジャコウアゲハにあまりにもそっくりですね。真似っこもここまで本物に近いとだまされる人が続出しそうです。ただし飛んでいる場合は明らかに蛾のようなひらひらした飛び方なのでまず間違いなく違和感を覚えると思います。
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お腹の方から見てみるとこのような雰囲気です。やはりこの櫛型の触覚を見てしまうと明らかに蛾ですよね。お腹に関しては黒赤白と言う並びがいかにも私は危険な生き物ですよとアピールしています。毒のある生き物の真似をしているだけで彼らに毒があるわけではないため触っても問題ないですよ。
なかなか見つけられない種類なので運よく見つけた場合にはじっくりと観察してみてくださいね。