似た姿のオンブバッタと間違えていませんか?
あいかわ公園の草地では夏から秋にかけてたくさんのバッタを見ることができます。
中でもよく見かけるのが皆様も大好きなあの細長いバッタです!
これこそバッタの中のバッタ 誰もがイメージすることのできるショウリョウバッタです。
夏の終わりにかけてこんなに大きくなることを知っていましたか?
実際こちらはショウリョウバッタの♀なのですが、♀は体長が非常に大きくなります。
具体的には8cm近い大きさです。草むらから急に飛び出して来たら虫が苦手な人は驚いてしまいそうな大きさですね。
彼らは何を食べて生きているか知っていますか?
恐らくすでに知っているとは思いますがイネ科の葉を好んで食べます。せっかくなので口を見てみましょう。
この赤色になっている部分が口です。
細い葉の横から食べます。彼らの口は草を食べるようなのでコオロギやキリギリスなどの雑食、肉食性の昆虫と比べれば噛まれる心配もなく安全です。
肉食のバッタの口はかなり鋭いので怖いですよ。
血が出るくらいにはがっつり噛まれるので草食、雑食は事前に調べておくと安心ですね!
その違いについてはこちら↓
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ここで少し変わってバッタの目を見てみましょう。
実はバッタの目には2種類の目があります。どことどこか考えてみましょう。
1つは分かりやすいですよね。黒目的なものがあるのですぐにわかると思います。これが昆虫の持つ複眼というものですね。
小さい目が集合して1つの目のようになっています。
もう一つはこの複眼の上にあります。
よく見てみるとこのバッタの目の上にもう1つ金色の水晶のようなものがありますね。
これが単眼(たんがん)と呼ばれるバッタのもう1つの目です。
左右あわせてこの単眼が2つ、加えてもう1つの単眼があります。昆虫の中にはこのように複眼と単眼の両方を持つ種類がいるんですよ。
カマキリなどもよく見てみてくださいね。 それについてはこちら↓
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そして!バッタといえばやはりジャンプです。バッタの足に注目してみるとそのジャンプの秘密が分かります。
皆様でいう関節がバッタの足にもしっかりとあります。
ここでエネルギーをチャージして一気にぴょーんと飛び跳ねるのですね。バッタのジャンプ待機時にはこの部分にかなり力を入れているのが分かります。
特に大型のトノサマバッタの場合蹴られただけでもかなり痛いくらいのパワーを持っています。
バッタに近づくときにはこの足の付け根をしっかりと見ることでこちらに対して警戒しているかを測ることができます。
近づいたときに一度体制を整えるような軽い動きをした場合飛ぶ準備が整っているのです。一度飛ばしてからじっくり追いかけましょう。
バッタは今の季節にたくさんとれて面白いのでぜひ捕まえてみることをお勧めします。
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