あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

ヤマノイモを食べる幼虫 キイロスズメに遭遇

夏の猛暑を乗り切り、今日もあいかわ公園を歩きながら園内の草木を眺めていると、ふと葉っぱとは異なる鮮やかな緑色が目に入りました。それは巨大なイモムシで、私も好きなスズメガの幼虫でした。せっかくなので触れあってみることにします。
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蛾の幼虫は、食べる葉が限られている種類も多いので食べている葉が分かれば種類を調べるのが簡単なものもいます。特にスズメガの仲間は食べる草の幅が狭いですね。ヤマノイモを食べるこのプリッとした幼虫はキイロスズメの幼虫です。かなり大型の幼虫で、初めて見かけた方は2度見すること間違いなしですね。見ての通り非常に綺麗な青と白のカラーリングです。この種類の幼虫を探すのであれば、姿を見つける前にまず地表を調べてあるものを探してあげるといいです。
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1cmまではいかないものの小さなチョコレートみたいな形のうんちが草や木の下に落ちていればそこの上には大きな幼虫がいる可能性があります。
幼虫を探すことはなかなかないとは思いますが(笑)もし探す機会があれば参考にしてみてくださいね。キイロスズメの場合ヤマノイモ科が好きなので畑でイモを育ってているとくっついている可能性があります。
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そしてスズメガの特徴と言えばお尻のピンと立ち上がる針状の突起がありましたね。キイロスズメは名前の通りこの部分が黄色いです。青白い体と黄色の突起がポイントですよ。加えて体の横に列になって走る白い模様が見られます。幼虫に見られる目玉模様ではないものの規則的に並ぶこの白い点線模様は、まるで道路の上に並ぶ白線のようでとても綺麗ですね。白青黄色と言う相性バッチリの色合いで着飾っているので、目の前でみると大変綺麗な姿をしていますよ。さらにおススメなのは言うまでもなく質感です!
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以前のセスジスズメでもお伝えしましたが、このスズメガの仲間は大福を包む求肥(外側のモチモチした皮)のようなモチモチ感であり、触れた時にはひんやりとするビーズクッションのような感覚がとても癖になる幼虫なのです。拡大してその体を見てみると、ここだけ見たら和菓子のように見えてきませんか?きませんかね?(笑)
キイロスズメはこれから冬を蛹で超すため、長い長い越冬期間に入ります。蛹になる前に一目会うことができてとてもラッキーでした。
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このように触れ合ってみると見た目以上の彼らのずっしり感には驚かされます。この重さを活かして彼らは頭を思い切り振り、敵に対して攻撃するのですがなかなかの重みがありました。消しゴムをぶつけられたようなどっしり感でしたね。皆様もぜひ今の季節ならではのキイロスズメを探してみてくださいね。


aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑にカテゴリー 秋の花を追加しました。これからどんどん更新していきます。秋からは写真をより多く取り入れ、その植物のことを掘り下げて紹介しています。また、特徴となる部分は葉や種なども含めて写真にのせて紹介しています。秋のすごしやすい気候の中、デジタルの図鑑を片手にあいかわ公園を散歩してみてはいかがでしょうか?