あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

毒を持つナス科の植物 おいしそうなヒヨドリジョウゴに注意

自然の中では毒を持つ種類がいますが、山の中の方に行かなければ大丈夫! などと思っているとうっかり痛い目にあいかねません。今日はおいしい実のように見えて実は有毒な植物を紹介します。
花自体はとてもかわいい花です。
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ナス科の花は写真のようにバドミントンのシャトルのようになる...というわけではないのですが、このヒヨドリジョウゴと言う花では度々見られます。羽根つきをしたらよく飛びそうな姿をしていますよね。ナス科の仲間は花弁が5枚に分かれ、先端にバナナのようなものが身近では見られます。
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例えばこちらは同じナス科のアメリカイヌホオズキと呼ばれる有毒植物です。バドミントンのシャトルのようなこの花もしっかりと開くとこのような姿をしています。
白い花で5つに分かれた花びらを持ち、バナナのようなものがちゃんとついていますね。この姿の花を見かけたら口にしないように気をつけましょう。
ナスの仲間はしっかりとした茎を持つ草が多いのですがこのヒヨドリジョウゴは違います。
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写真のように草の先端は細く巻くようになっています。このことからもつる植物であることが分かりますね。よく見てみるとこのつるや茎にはかなり細やかな毛が生えていることが分かります。ここは重要なポイントで毛が生えておらず、花が少し紫色に近いマルバノホロシという植物があるのです。見分ける重要なポイントに毛はよく使われるので一つ覚えておいてくださいね!
このヒヨドリジョウゴは葉もなかなかに独特な植物です。
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一概には言えないのですが写真のように葉の付け根が左右に突き出て葉全体が3つに分かれたかのような姿をすることが多いです。もちろん中には左右ではなく右だけに飛び出て2つに分かれたように見えるものなどもあります。この辺の個体差が植物の難しい所ですね~。
そしてナス科の多くに欠かせないものが毒の存在です。このヒヨドリジョウゴは秋の終わりごろからそれはとても美味しそうな実をつけるのです。
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まだ時期ではないものの写真のストックがあったので冬の写真からもってきました。本来はまだ実はなりません。12月頃の写真です。
見ての通りサクランボのようにおいしそうな実をつけます。おいしそうながらも私は毒があることを知ってしまっているので口にしたことがありませんが、話によれば甘い味がするそうです。植物の中には有毒でありながら強い毒を持つ植物がいるので子供が口に入れないように注意する必要があります。
秋から冬にかけて色々とおいしいきのみが自然では見られます。しかし十分な知識なくしてそれらを食べることは叶いませんのでまずはしっかりとポイントを見て種類を見分けられるようになりましょう。