25日 日曜日は自然観察ガイドをお休みしますのでご注意ください
蝶の標本をつくるうえで必要な展翅板(てんしばん)を作成しています。先日の記事で途中まで作りました。今日は完成までもっていきたいと思います。


このI時の部分までは共通作業で、シジミチョウ用のものには木材ではなく段ボールを利用することにしました。

途中で木材の切れ端を設置し、置いた段ボールが揺れたりズレたりしないようにはめ込んでいます。この部分にさらにボンドを塗り受けることで針が刺さりやすくそして動かない針の刺さりどころができました。イメージとしてはうまく標本が作れそうな感じです。上がこのように開いてしまっていては翅をしっかりと広げることができません。なのでここに上から蓋をしていきます。今回は段ボールで隙間がすべて埋まっていますが、作りやすいかどうかを実際に体験して修正していこうとおもいます。では蓋をしていきます。

2つの板を並べていきます。中央の隙間は目的の蝶のサイズによって調整します。シジミチョウの板は間を4mm程に、タテハチョウの物は9mm程に調整してみました。要するにこの隙間に細い針を刺した蝶を差し込み、左右の板で翅を広げて乾燥させるわけですね。上の蓋も目的の蝶に合せたサイズ位のものにしてあげると作りやすいのではないかと思います。写真はタテハチョウを予定している板ですね。もう1つシジミチョウの物も見てみましょうか

左からシジミ、タテハ、シジミです。右の物は小さいサイズでシジミチョウが3匹くらい入れられるくらいの雰囲気です。段ボールと木製の針の刺さり方の違いを検証するために作りました。これでも十分に展翅できるようならばたくさん作って機会があれば活用してみるのもいいかもしれません。


そして見つかった欠点を改善してまたひとついいものが作れるようになるのですね。良し悪しどちらに転んでも楽しみです。