じゃぶじゃぶ池の付近には桜の木があるのですが、その葉の真下を見てみると大きなイモムシが落ちていました。もう既に元気はなく、アリなどに襲われてしまえば死んでしまうと思われる雰囲気でしたが、その幼虫がオオミズアオと言う大型の蛾の仲間だったので紹介しようと思います。
この写真では大きさが伝わりませんが大きそうなのは伝わるのではないかと思います。オオミズアオのイモムシはサクラの葉も食べるため、意外と都市の方でも見かける機会のある蛾です。特徴はまず一つがサイズで、あとは緑色の体と茶色の顔。あとは噴水から水が出るときのような姿をした毛でしょうか?何も知らずにこのイモムシを見た場合、恐らくですが刺さる毛を持っていると勘違いすると思います。それくらい刺さりそうな雰囲気があるのです。
こちらが体の部分の拡大です。苦手な人はぞわっとくるかもしれませんが、よく見てみましょう。細長い毛と、根元の部分でコブのように膨らみ、そこに付く茶色いトゲがありますね。頭部を見てみるとかなり刺さりそうな雰囲気があります。実際には彼らには毒はないので触っても問題ありません。大型の幼虫を見つけて、そこにトゲらしいものがあって触る人はどれくらいいるのでしょうか?皆様は触ってみたいですか?
ちなみに私は遠慮なく触ってしまいます。もちろん判断に自信があってこそです。弱っているからなのか分かりませんがぶよぶよでした。しぼみかけた風船のような感触です。スズメガと比べると柔らかすぎますね。
サイズの話を忘れていましたね。せっかくなので指と比べてみることにします。大人の人差し指位の幅と長さがあるイモムシですね。長さでいえば驚きは以前のスズメガ達にはかないません。しかし幅に関してはなかなかに強いですね。彼らは木にくっついているときは違う姿に見えます。今回は写真がないのですが頭部をクイッと引いてイモムシではなく別の生き物のように見えるのです。口の大きなエイリアンのような姿です。興味のある方は調べてみてくださいね。
この角度で見るとイモムシ感がかなり薄れます。白色の線にピンクの三角っぽいマークが一定間隔で付いていますね。
今回はオオミズアオの毛や頭部、体に走る模様を見ていきましたが、このようなポイントをイモムシに限らず押さえて行けば色々な種類が見分けられるようになり面白いですよ。