秋を彩るモミジの仲間はあまりにも有名です。モミジはカエデの仲間と呼ばれ、カエデとはカエルの手の事を指します。モミジの葉の形がカエルの手のようにぐわっと開いた姿に似ているからですね。今日は秋の代表格であるカエデの仲間を紹介しようと思います。
ちなみにカエデの仲間は神奈川では11月下旬ころから12月上旬に紅葉するものが多いですね。
今の紅葉の状態と言うのは
このような感じです。少し色づきが速いでしょうか?マーブルな雰囲気が出てきているものが多い印象を受けますね。遠目から見るとオレンジ色に染まっているように見えます。こちらはイタヤカエデと言うカエデで、樹液が出ていればクワガタなどもやってくる木です。せっかくですからカエデの葉の雰囲気も見ていきましょう。イタヤカエデはイタヤカエデがさらに変化した種類の数が多いので、まとめてイタヤと呼んでしまいます。
イタヤカエデは皆様がイメージするような細く切れ込みの深いカエデとは違います。切れ込みは浅く、かつ葉の幅が広いのでその葉を見てしまえば恐らく身近なモミジと間違えないのではないかと思います。黄色、緑、オレンジ、赤と多様な色で楽しませてくれますし、葉が大きいので1枚の葉の中に別の色が混ざるなどのグラデーションも楽しめます。ものによってはもう既に紅葉している葉もあるので、早くも色を楽しめますね。
一般的なモミジことイロハモミジはこちらです。イタヤと比べてみましょう。
葉の切れ込みが深く、ギザギザとしたものが縁には付いています。先は動物の尾のように細く伸びています。似たヤマモミジもあるのでもしかするとそちらなのかもしれませんが、いずれにしても園内のイロハモミジはまだまだ緑色です。イロハモミジはたくさんあるわけではないのですが、園内にはぽつりぽつりと植えてありますよ。