あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

ぐるぐる巻かれた大きな葉は誰の仕業だろう? エゴノキ科の葉を巻く虫

道を歩きながら植物の葉を見て過ごすことは普段あまりないと思います。あいかわ公園の花の斜面を歩くときにはぜひハクウンボクと言う木の葉に注目してみてください。この植物の葉はとある生き物の仕業によって面白い出来事ができているのです。
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落ちている葉にももちろん見られますが、まだくっついている葉にも見られます。くるくると海苔巻きのように巻かれたこの葉はいったい誰の仕業なのでしょうか?空いた穴も気になりますね。この葉はどうやら糸のようなものでしっかりと張り付いているようです。
中が木になるならばぺりぺりと剥がして確認してみましょう。
しかしこれには度胸が必要です。なぜなら自然のびっくり箱なのです!中から何が出てくるのか、それはクモだったり、ゴキブリの赤ちゃんだったり、幼虫だったりします。
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実は幼虫が本来であれば一番の正解です。葉を巻く蛾でハマキガの仲間がこのようにぐるぐると葉を巻くのですが、実に見事ですね。正解を引くと運が良ければ中には無数の幼虫がいます。私のは既に出た後でうんちだけが残されていました。この写真もよく見ると葉に穴が開いています。幼虫たちが内側の安全な所から葉っぱを食べたのでしょうね。
エゴノキの仲間は自然のつながりをとても認識しやすい木です。例えばこの木には人差し指の先端位のサイズをした実がなるのですが、これがヤマガラと言う鳥の大好物です。
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見た目はドングリのようですが実は有毒な種で、人間は食べられません。ハクウンボクの仲間エゴノキの場合、9月頃にできた実にヤマガラはとても夢中で、木の下で待っていれば1mくらいの距離まで来てくれます。それくらいの時期であれば木の種類が分からなくても鳥が分かれば木の種類を特定できますね。