あいかわ公園自然観察ガイド

毎朝8時に公園内で見つけた植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。記事下のリンクやカテゴリーからさらに公園の自然を知ることもできますのでぜひご利用ください。

エノキの葉のお布団

天気のいい日だったのでこれから冬を越す生き物ようにお布団を作ってあげることにしました。公園に来たことがある方なら恐らく目にしたことがあるであろうオオムラサキ保護区の住人の冬季用ベッドです。
エノキの葉にはオオムラサキと言う自然豊かな場所で見られる蝶と、いると嬉しいゴマダラチョウ。それから外来種であるアカボシゴマダラの幼虫がこの木の根元にある落葉の裏で冬を越します。落ち葉がないとだめなんですね。なので風の強い場所や掃除で落ち葉が掃かれてしまう環境では生きていけません。
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ちなみに去年は私は公園にはいなかったのですが、この保護区の根元がスカスカであったので本当に幼虫がいるのか不思議でした。冬場に少ない葉をめくった結果出てきたのはアカボシゴマダラが二匹と悲しい結果に終わったのを覚えています。
今年はオオムラサキゴマダラチョウが根元に降り始める前に落葉で根元を満たして去年と比べどのような結果になるか試してみたいのです。
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ではせっせと落葉布団作りに励みます。集めるのはもちろんエノキの葉です。エノキの葉は丸い形をしていて葉の端に付くギザギザが上から真ん中位までの半分ほど付くのが特徴です。
ビニールにひたすらこのエノキを集めていきます。実は公園のエノキは何本かあるのですが、保護策があるのは4ヶ所だけなんですね。残りの所は足元が裸のため落ち葉が開けた場所に落ちっぱなしです。そして広場に生えていることもあってその葉はまとめて捨てられてしまうのです。
実際この布団作りが効果あるのか分かりませんが、なにもしない裸状態よりはましだろうと思い作業しています。
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拾った葉を幹に沿った根元付近に撒き撒きしていきます。場所は違うのですが以前オオムラサキの幼虫探しをした時に北側の落葉に入るといった話を聞いたので、北側を厚めに敷いていきます。東と西にも気持ちもっておきましょう。その場所でオオムラサキの幼虫を葉裏で見つけた時には落ち葉が10cm程は根元に積んでありました。しかも面白いのが根に接している所から発見されたことなんですよね。ということで北側を中心とした根元に沿って落ち葉を敷いてあげます。それをこれから葉が落ち切るまでに目指したいと思います。柵で囲まれているとはいえ隙間があるので枝で押さることにしました。
今年は見られる数が増えると嬉しいですね。