あいかわ公園自然観察ガイド

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外灯探しのすすめ

15日 日曜日の自然観察ガイドはお休みします



10月25日の記事で紹介した大型の蛾ですが、調べたところヒメヤママユではなくクスサンであることが判明しました。
aikawa-park.hatenablog.com
そして最近になってようやくヒメヤママユを捕まえることができたので改めて紹介しようと思います。
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こちらがヒメヤママユですね。クスサンとは似ているのですが、前翅にはっきりとした目玉模様がある点がポイントでした。クスサンの時もこの点は気になっていたのですが、一応模様があったので間違えてしまったようですね。
色合いも独特です。赤茶色と焦げ茶色、それからベージュを混ぜたような色で、秋っぽさがかなり強い配色となっています。よくよく見てみると翅の形も違うようですね。ヒメヤママユの方が緩やかなカーブを描いています。ここで2種を並べて比較してみましょう。

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こうやって比べてみると似ている所も違う所もはっきりと分かりやすいですね。中でもやはり前翅の模様が分かりやすいです。左のヒメヤママユがはっきりとしたものでクスサンは写真では見えませんがぼんやりと丸模様があります。ちなみに裏から見てもこの丸模様があります。
そしてもう1つヒメヤママユのおしゃれポイントを見つけました。
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それが体に生える毛の色です。今回の子は見ての通りかなり赤茶色をした毛を持っており、とても綺麗です。もちろん個体差があるのでクスサンのような色をしたヒメヤママユもいます。この色から黄色、少し黒色が強いものなど色々なものがいるようで是非とも遭遇してみたいですね。
蛾の仲間には冬に出てくるフユシャクの仲間など♂♀で形態がかなり違うものがいます。ヤママユの場合触角を見ることで♂♀の判断ができるようです。
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写真のように大きな櫛状の物であれば♂で細長い線状であれば♀です。残念ながら♀は見つかっていないのでヤママユの写真で見てみましょう。
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なんとなく違いが分かるでしょうか?ふっくら膨らむ♂の触覚とほっそりとした♀の触覚です。晩秋から冬の大きな蛾を見かけたら皆様も今日のポイントを見て判別してみてください。これからもう1種類の大型の蛾が出てきますのでまだまだ楽しめますよ。

しかし蛾の種類は見分けるのが難しいですね。これからも分かりやすそうなものは種類を絞り込んでみようと思います。

aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
自然に興味のある方はあいかわ公園のお花が分かる山野草図鑑も活用してみてくださいね。