あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

野外で見られるウルシたちの紅葉

自然の中を散策する上で気を付けることはたくさんあります。中でも個人的に自然の中を歩きながら注意していることはタイトルにもあるようにウルシの仲間です。思わぬところにウルシたちの小さな株が生えていたりするとかぶれてしまう危険性があります。事故に気をつけるべく常に目を光らせているものでもありますが、ふれあい広場などには無いので安心です。
今日は綺麗にそまるウルシの仲間を見てみましょう。
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最近の記事でも登場したヌルデと言う植物です。かなり身近な植物で特徴もわかりやすい植物なのですが、ウルシには及ばないものの毒があります。この仲間の葉をちぎったり、転んだりしたときに手のひらですりつぶしてしまうとかぶれる可能性があるので注意しましょう。ヌルデは見分けやすいポイントがあります。葉が付いている根元を見ると、それらを束ねている細い枝のようなものがありますね。この中央の枝のようなところに注目してみましょう。
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中心部分を見てみるとこの部分がまるで風を受ける羽のように幅広くなっていることが分かると思います。ここはかっこよく翼(よく)という名前が付いており、ヌルデの特徴的なパーツです。皆様もヌルデを見かけたら翼を探してみてください。ヌルデ以外にもこの翼を持つ植物は園芸用でも見られるので、探してみてくださいね。
そして山で真っ赤に染まるとても綺麗な植物がヤマウルシです。
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園内にもあるのですが、私の写真ストックからの紹介です。 真っ赤に染まるため、紅葉狩りなどで葉を集める際にしっかりと気をつけないといけません。私はかぶれたことはないのですがヤマウルシのかぶれはひどいと聞きます。ツタウルシと並んで少し自然のある場所を歩くときの注意すべき植物ですね。
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ここまで葉全体が綺麗に赤くなる植物も珍しいと思います。色合い的には綺麗に高揚したモミジ>ヤマウルシ>失敗したモミジと言ったところでしょうか。
葉の広がり方などが違うので一概には言えませんが、紅葉にもいろいろあって面白いですね。
皆様も紅葉を見る際には写真のような羽を広げたかのような葉っぱには注意してみてくださいね。

aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑もご利用ください。