あいかわ公園自然観察ガイド

毎朝8時に公園内で見つけた植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。記事下のリンクやカテゴリーからさらに公園の自然を知ることもできますのでぜひご利用ください。

南山に登ってみよう その2 植生の変化

先日の記事から南山を紹介しています。
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基本的にはロープのようなものは無く、かといって左右が急斜面な場所も少ない山です。迷うようなことはない思いますが写真のような獣道に惑わされないようにしましょう。写真を見ると正面に進めそうな道ですよね。しかしこの道は動物が通る道です。本来の進行方向は90度右を向いた先です。ここが道だとだまされてしまった人も多いのではないでしょうか。
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山を登っているといくつかの花も目に入ります。中でも最も目立つのは写真のコウヤボウキですね。これはタンポポと同じキクの仲間なのですが、彼らとは少し形が違います。アザミを知っている方はそちらの方が姿が似ていますね。寒い今の時期に見られる貴重な花で、花が種になるとほうきのようにフワフワした姿になるんです。草丈はかなり小さく、大きければ60cmくらいのものもあります。この山ではより大型の物も見られるようです。後ほど紹介します。

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ちなみにコウヤボウキの姿とは異なりますが、ふわふわのイメージとしてこちらのキッコウハグマを紹介します。こちらも普通に見つけられる植物なのですが、葉っぱに注目してみてください。亀甲の名の通り亀の甲羅のような模様をしていますね。葉自体は1cm程度とかなり小さいのですが、リッチな光沢と厚みがあり、なぜかやたらと目に入る植物です。
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道を進んでいくとだんだんと明るくなってきます。その辺りが優先的に生える木の種類が変わってくるラインです。
スギやヒノキといった針葉樹で覆われた環境からブナ科が生える落葉樹が中心となるため、一気に明るくなるのです。これがこのルートをお勧めする理由です。歩きながら森の中の景色が変わる様はとても面白いですよ。
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見事に柄が隠れてしまっていますが、標高の少しあるところで見られるようなミズナラと思われる葉も落ちていました。コナラやクヌギと同じドングリの仲間で、辺りはこのドングリをつける木がたくさんです。園内でドングリを見つけられない人は少し山に入るとボロボロと見つかりますよ。
ドングリの木の木漏れ日の中をあるくのはとても気持ちがいいですね。
大きな木にばかり目を向けていると足元や目線の草花への注意が足りなくなります。目の前にこんなきれいな葉がありました。
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見慣れた形とはだいぶ違いますがこちらもカエデの仲間です。恐らくカジカエデでしょうか?写真の向きのまま見ると上に2対、左右に2対真下に1つの分裂がありますね。真っ赤な紅葉もいいですが緑と黄色というのも逆に目立ちますね。
このように見てみると園内の植物と比べるとやはりより多くの種類が見られることが分かりますね。
明日もさらに上っていきます。お楽しみに!