たくさんの自然に囲まれながら登る南山のたくさんの記事が続いています。皆様も写真で紹介しているポイントなどを意識して、山に登ってみてくださいね。
また、登ったことのない方に登山道の雰囲気などが伝わると嬉しいです。
ダムの展望スペースを移動し、南山の頂点付近を歩いていきます。ここらへんで気が付く変化はまず1つ、マツが増えることです。
あいかわ公園自体には実はマツがほとんどなく、松ぼっくりと言うのは実は見つけられません。山に入ってからぽつぽつとマツ自体はあったのですがようやく松ぼっくりも見つけました。貴重な1個ですね。というのもマツは乾燥したやせた土地に生えるので、山の上の方に生えていることが多いのです。だから標高が上がるにつれて見つけやすくなるのですね。あいかわ公園の場合スギ、ヒノキ→ブナ科→松と変わっていったように思えます。面白いですね。
僅かながらも確実に下に生える草は笹に変わりつつあります。ブナ科が特に生える下にはササが生えていることが多いのですが、ここだとどうなのでしょうか。
こちら側は笹が多いですが反対側はヒノキや杉が植林されたエリアであり、まるで別の二つの空間が両サイドに置かれているようで面白いです。
この区間の道はとても歩いていて面白く、写真はほとんど植林のスギヒノキなのですが、つい道の奥に行ってしまいたくなるようなわくわく感が湧いてきます。この時の時間はまだ10時過ぎほどなのですが西日が差し込んでいるかのような低い日差しがあり、それが木々の合間を縫って林内を照らすことで幻想的な雰囲気を作り出してくれます。なので早めの登山がおススメですね。
戻り道には大変かわいらしい形をしたクスノキ科のダンコウバイが生えていました。先端の形がフォークのようで可愛らしいですね。これでもしっかりといい香りがします。道中で見たヤマコウバシやクロモジと同じ仲間ですね。
山の中を歩くだけでたくさんの色を発見できる今の季節に、あいかわ公園の南山に登ってみてはいかがでしょうか?
自然の変化やたくさんの物音などに気づき、普段では味わえない五感を用いた体験ができること間違いなしです。
また別のルートで登ったらそちらも記事にしようかと思います。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
山野草図鑑 秋冬の花に黄色の花を追加しました。
黄色の花にヤクシソウ、ハキダメギク、セイタカアワダチソウ、ヒメガンクビソウを追加
白色の花にツルグミ、ナワシログミ、コウヤボウキ、カシワバハグマ、マツカゼソウを追加