本日の自然観察ガイドはお休みします。
あいかわ公園の植物達もすっかりと葉を落とし、寂しげな雰囲気となりました。しかし、この時期はその落ちた葉によって色々な生き物を探しやすくなる季節でもあります。落ち葉の中で立ち止まって耳を澄ましてみましょう。もしかすると音が聞こえるかもしれません。
中には動物の姿もあるかもしれませんよ!
先日、排水溝のある場所の近くを通っていると、私の見えないエリアから音がしました。結構大きな物音で私も驚いたのですが、その排水溝を覗いてみるとアナグマがいたのです!排水溝での遭遇はこれで3度目になります。あいかわ公園で見かける場合は排水溝もしくは木道デッキの下で見かけることが多いですね。警戒心は高めですが、極端に逃げる感じもありませんので、じっくり撮影チャンスを探してみましょう。
アナグマは鼻でミミズなどを探すのですが、やはり周囲を探すときには鼻を使うようです。
こんな面白い場面にも遭遇出来ました。私の匂いを感じ取ろうとしているのか排水溝の隙間から鼻を突きだして上の部分の香りを嗅ごうとしているようです。とてもかわいいですね!
自然下でこのような場面に遭遇しても決して手を近づけてはいけません。思い切り噛みつかれたりするかもしれませんからね。相手は野生動物だということをしっかりと忘れないでおきましょう。実は以前にも排水溝で見つけた時にこの行動をとっていました。恐らく彼らの習性なのでしょうね。
その後もこちらを気にかけつつ時折上を振り返り、排水溝内を移動するという行動をとっていました。ここの中なら安全だということが分かっているような振る舞いでしたね。こう見るとアナグマの毛並みは綺麗ですね。この道はアナグマにとって結構ぴったりめなサイズのように見えるのですが、あまり気にならないのでしょうか?人間ですと狭い所にずっと入っているのはかなりのストレスですよね。
移動、鼻を出すこれを何度か繰り返して長めの排水溝に入り、出てこなくなってしまったのでここでお別れです。私が出会うアナグマたちはどうも同じ子のような気がするんですよね。またいつかその姿を見せてくれることを期待します。
皆様も落葉の音に注意してみると鳥やアナグマなどの小さな動物に遭遇できるかもしれませんよ。試してみてくださいね。