あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

再生する不思議な生き物 プラナリア(ナミウズムシ)

今年の冬は調べようと思っていた生き物がいました。サワガニやヘビトンボ、カワゲラなど綺麗な水の指標種がみられるあいかわ公園の沢沿いを調べ、ナミウズムシと言う生き物が見つかるかどうか探してみようと思っていたのです。ヤマビルも出なくなったのでちょろっと沢沿いまで降りて彼らが生息するという岩の裏を見て回ることにしました。
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エリアの雰囲気はこんな感じです。最近は雨が全く降っていないので、この辺の沢沿いも大分上まで乾いていました。ナミウズムシは流れのある所ではなく緩やかな水のたまり場にいることが分かっていますので、そういった場所を中心に探していきます。作業はとても単調なので写真映えはしないものの、やってる側としてはいそうなエリア、どんな岩にいるのか、流水の強さなどなど分析するポイントが多いので夢中でひっくり返してしまいました。

結果としては対象のプラナリアことナミウズムシを捕まえることができましたよ!
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本当に小さなものが2匹取れたくらいだったのですが、最後に大きめのナミウズムシを捕まえることができました。しっかり目が付いているのも分かるサイズです。この頭の三角形がとても素敵です。
プラナリアと言えば理科の実験などに使われたり不思議な生き物として取り上げられることも多い生き物ですよね。彼らのすごさと言うのはその生命力にあります。このプラナリアを2つにちょん切ると、1週間ほどで頭や体が再生し、2つの個体になるというものです。切りすぎるとさすがに再生しきれないようなのですが、それでも数回切ったくらいであればそれぞれが個体として再生するそうです。
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現在パークセンターの中で虫かごに入れて様子を見ていますが、何を考えているのか分からずふわふわと水の中を動いていてとてもかわいらしいです。
なめくじのような姿ですが、はっきりと目の様子が分かるところが彼らの魅力でしょうか。傍らで眺めていたくなる不思議な生き物なのでこの機会にじっくり眺めてみてはいかがでしょうか。どれくらい生きるかは分かりませんが、餌や水の汚れに対する耐性など色々検証してみようと思います。