あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

粉を吹き出すツチグリと言うキノコ

冬場から3月頃にかけて少し日陰の土の上には変わったキノコが現れます。見た目も面白いこのキノコは生き抜くための戦略でも面白い特徴があるのです。
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まずはそのキノコ、ツチグリ探しに挑戦してみましょう。

自然の中でツチグリに出会うためには、地面から顔を出している彼らを見つけなければなりません。これは手ごわい方で、実際には土の上にポンっと忘れ去られたかのように置かれていますので、割と簡単に見つかります。写真中央を見てみてくださいね。穴の開いたやつがツチグリです。

キノコの仲間は冬場にしいたけなども見られますが、実はあれは胞子を飛ばすための形なんですね。しいたけも下に白い紙などを置いておくと胞子が積もります。このツチグリも胞子を飛ばすわけです。

もしも自分が動けたら効率的に胞子を飛ばすことができますよね。そこで彼らは移動することにしたのです。
彼らは乾燥が続いた時雨が降った時で姿を変えます。まずは2つの姿を見てみましょう。
f:id:aikawa_park:20201216132505j:plainf:id:aikawa_park:20201216132328j:plain上が雨の時の姿で下が乾燥したときの姿です。左はすぐに見つけられますが右はなかなか見つけられません。

この違いから分かるように晴が続いた時にはテントの足のように広げている部分を丸め、風などでコロコロと転がって移動するのです。そして雨で水分を補給すると足を広げ、そこで胞子を飛ばすわけですね。

写真左のお饅頭のような場所をプッシュすると、驚くほどの胞子が出ます。自然界では人間のように押してくれる者はいません。では一体どのように胞子を押し出すと思いますか?



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それがです。
高い所から落ちてきてこのツチグリのお饅頭部分に当たると、それが衝撃となり胞子を飛ばしてくれるのですね。

ツチグリのお饅頭部分を破くと内側が見れるのですが、ここの質感がビーズクッションのようでとても心地いいので一度触れてみることをお勧めします。

触れるときは胞子を飛ばして彼らの生存に貢献してあげましょう。寒い冬に体験できる面白い自然の不思議なので、興味のある方はイベントに参加してツチグリに触ってみたいなどと指名してみてくださいね。

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