あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

冬場の虫の隠れ家 樹名板の裏を探してみよう

寒い季節になったものの、虫が必ず見られる場所があります。あまり人気のある種類ではないものの覚えておくといつか役に立つときが来るかもしれません。

それは夏場に虫を探すときにとても役に立つ樹名板の裏です。

中でも桜の木はその虫たちの好む木であるため、ソメイヨシノの樹名板を探すといいですね。
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ソメイヨシノは数が多いので樹名板自体の数は少ないのですが、板自体はかなり大きいのですぐに見つかります。

この裏で冬を過ごす虫とはいったい何でしょうか?今の時期であれば木をめくれば大抵いますのでチャレンジしていましょう。

しかし、端っこを持つなど注意してめくってくださいね。下手をするとトラウマになりかねません。ではめくります。
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ここではなかなかの密度でヨコヅナサシガメが過ごしていました。これはその子供たちですね。

冬場に仲間同士で集まって冬を過ごす性質があります。なので虫嫌いの人からすると一度見ただけでもショックを受ける人がいてもおかしくありません。

冬なのでおとなしいですが結構凶暴な種類で、セミのように鋭いストローを持ちます。

これを相手に突き刺してジュースを吸うように体液を吸ってしまうんですね。
赤と黒は危険を表すサインです。スズメバチの黒と黄色のカラーリングと同じですね。
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一匹単位だとこんな感じですね。成虫になるとそこそこの大きさになります。3cm位でしょうか。幼虫はたくさん見かけるのですが成虫は意外と見かけない種類ですね。

サクラの木がたくさんあるふれあい広場にいるのですが、隣接したエノキの木にも春先になると見られます。冬を越す蝶の幼虫たちのいくつかがきっとヨコヅナサシガメによって食べられてしまっていることでしょう。針で刺されてそのまま吸われてしまうとはなかなかに恐ろしい食べられ方ですね。

翌年の春までは同じ場所で見られ続けるので、皆様もこの集団越冬を探してみてください。

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