先日よりあいかわ公園の1年間の自然を振り返っています。年末年始ですが自然に興味のある方は是非とも季節を覚えておいて、その季節に訪れてみてください。
4月になると園内ではツツジが賑やかになります。
もはやお花の絨毯です。写真の小さなクルメツツジ系の種類が特におすすめなので、4月上旬から中旬ごろに来るのがおススメです。ツツジの咲くころには虫たちもたくさん出てきます。せっかくツツジがたくさんあるところなので、それを食べる蝶を紹介します。
それがコツバメというシジミチョウですね。見たこともない方がほとんどだと思います。春先から初夏手前位まで見られる蝶なのですが、実はこの時期にしか見られない蝶が数種類見つかります。興味のある方はこの時期に虫網を持っていきましょう!
そのほかに花であれば、山の中に見られるヒトリシズカや、少し珍しいキンランなども見られます。山沿いなだけあって植物はかなり色々な種類が見られる印象でした。
園内を3月下旬~5月中旬頃に散策するのがお花好きの方にはお勧めですね。興味のある方はあいかわ公園の花を色別に分けた山野草図鑑をご覧ください。
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5月に入るととても大きな花であるホオノキや空を漂う白い雲のように美しいハクウンボクが咲きます。
花に関しては140種近くがこの期間に見られるのでそれぞれの個性を比較してみるととても楽しいですよ。
花を探し始める時期になると、この公園では気をつけなければならないポイントがあります。それがヤマビルですね。
4月から10月にかけては靴などにこのヤマビルの対策をしないと大変なことになります。血を吸われてしまうので対策をしてないのであれば落葉の積もった場所に入ることはやめましょう。今年もお客様に話を聞くと知らずのうちに吸われていたという方が結構見つかりました。あいかわ公園の自然の中で動くときの天敵No.1です。気をつけましょう。
この時期の園内には色々な所でキイチゴの仲間が見られ始めます。ジャムやシロップに使われるなど、昔からなじみ深い植物たちもたくさん見られます。
実が葉の下に隠れていることが多いので見つけるのは慣れないと難しいですが、5月の自然体験としてはとてもおススメですね。
5月下旬ごろになってくるといよいよ本格的なあの虫たちのシーズンがやってきます。 去年も子供たちに大人気で、私もフル稼働していました。
明日は夏のあいかわ公園の魅力をお届けします。