春のあいかわ公園でチョウ探し
3月~4月の今の時期におすすめなのはツツジの仲間やミツマタ、ハルジオン、ヒメジョオンと言った仲間です。
1、ツツジを中心に探す
ツツジの仲間たちは小型のシジミチョウから大型のアゲハチョウを狙うのにうってつけの花です。
園内には多数のツツジがあるため、花の斜面を中心に探してみましょう。歩きながら蝶を探す場合に必要なのは辺りをよく見ることです。
また、この時期にだけコツバメと言うツツジ科を食べるシジミチョウが捕まえられます。飛ぶのがうまいため捕まえるのは大変ですが、非常に綺麗な翅を持つため探してみることをお勧めします。
(表は茶色っぽく毛深い。一方で裏側は宝石のように輝く紺色。捕まえて自分の目で確かめてみよう!)
探すなら花の斜面のベニバナアセビがおススメ!
このエリアでは後述のルリシジミやコツバメが結構見られます。
また、スギタニルリシジミと言う蝶もこの時期限定の蝶です。
スギタニルリシジミは園内の沢沿い近く(水がある場所)で見つかります。
パークセンターや冒険の森入口付近のミツマタが他の蝶も探せて効率よく探せるでしょう。スギタニルリシジミはルリシジミととても似ています。


しかし、ややこしいものも多く、確実にスギタニと言い切るのは難しいです。
園内各所に咲く様々な花にも蝶たちは訪れるので、とにかく足を使って探しましょう。よく見られる花で蝶が来ている可能性が高いのは先ほども述べたハルジオンとヒメジョオンです。4月下旬~と遅めではありますが、様々な蝶がやってきます。
2、ハルジオンとヒメジョオンを探す
(対象の花にやってくるコチャバネセセリ。この花はそこかしこに咲いているので探してみよう!)
背丈は50cm程で、白やピンク色っぽい花が咲きます。タンポポを小さくして色を白やピンク色っぽくしたものと覚えておきましょう。この花の場所を歩きながら覚えておけば、そこを10分15分おきに回るだけでも蝶が取れる可能性がありますよ。
目につく 黄色や白の花を探すのがおススメ
ふれあい広場を中心に探す場合には、カタバミやシロツメクサ辺りもおススメです。



ただ、ハルジオンの方がやってきている印象があります。
キチョウなどのシロチョウ科の蝶は動きも鈍く捕まえやすいためおススメです。
彼らも広場のシロツメクサやハルジオンで頻繁に見つかりますよ。
シロチョウ科のツマキチョウは4月中に狙いやすいこの時期だけに出る蝶です。
飛んでいるとモンシロチョウなどのありふれた白い蝶にしか見えないのですが、捕まえてみると翅先にある黄色い模様や翅の裏にある苔のような特徴的な模様があるため、ツマキチョウだと分かります。♀の場合黄色模様はないので、苔のようなカビのような模様があるか確認しましょう。
4月中は花の斜面を歩き回りましょう!
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ツツジが本格的に咲き始めるとアゲハチョウがねらい目です。
キラキラ輝くカラスアゲハの新成虫に簡単に出会えるのは一年の内でこの時期位のものです。捕まえやすいので観察したら逃がしてあげてくださいね。
カラスアゲハ以外にもクロアゲハやナミアゲハ、キアゲハたちがやってきますよ。
アゲハの仲間はこの時期がおススメです。
この時期だけの蝶
(虫コーナーと合わせてご覧ください)
コツバメ(おすすめ!)
スギタニルリシジミ(おすすめ!)
ミヤマセセリ(おすすめ!)
ツマキチョウ(おすすめ!)