先日よりブログデザインを変更してみました。これまではスマホで見て下さっている方は記事しか読めなかったかと思いますが、記事を読み終わった後にスクロールすることでカテゴリー別に記事を読めたり、月別で記事が読めるようになりました。今後はカテゴリーを「甲虫」など細かく分けて行こうと思います。また、ツツジと山野草の図鑑へも手軽にアクセスできるようになったので、ブログ記事で気になるものがあれば飛んでみてください!
あいかわ公園のパークセンター前ではスイセンが咲き始めました。目に入ると嬉しい植物ですね。
天気が暗いと花もなんだか寂し気な雰囲気になってしまいます。スイセンはヒガンバナ科の植物です。ヒガンバナと言えば9月頃にまとまってたくさん生えているあの植物ですよね。覚えているでしょうか?
園内では色々な場所に植えてある植物ですね。この植物は有名ですが毒を持っています。つまりその仲間であるスイセンもまた毒を持っていることが予測できますね。ニュースなどを見ていると年に何件かはスイセンを間違えて食べたことによる食中毒事件が起こります。この植物の葉が一部の食べられる植物に似ているためですね。その葉を見ていく前にまずは花を確認しましょう。
白に黄色と言うとても清涼感のある色合いで綺麗ですね。スイセンの花をじっくりと見たことのある方は意外と少ないのではないでしょうか?ではここで質問です。スイセンの花びらは写真の白い部分を数えてみると6枚あることが分かります。ではその6枚はどのようについているのでしょうか?
裏側を見てみましょう。
裏側はこのようになっています。茎の部分から6枚すべてがまとまってくっついていることが分かりますね。実はこの付き方と言うのはちょっと珍しい付き方なんです。花の裏側を日々めくってみているというニッチなことをしている方はあまり多くはないと思いますが、多くのお花はこの桜の花のようになっています。
ソメイヨシノの花の裏には伸びた柄の先にそれを包み込むように赤色の葉っぱのようなものが付いていますね。これが植物用語でたまに聞くガクです。花を支えています。つまり5枚の花びらと5枚のガクを持っているのがこのソメイヨシノですね。花びらとガクが見てすぐわかるように違うことが分かります。一方で先ほどのスイセンのようにガクと花弁が見分けられないものもあります。ガクが花びらと同じ姿をしているのですね。花を見るときには表ばかり目が行きがちですが、それ以外の所も非常に繊細にできています。是非とも目の前の花をじっくり眺めてあげてください。
葉に関しては明日紹介します。