あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

ナツツバキのタネはどれ?

あいかわ公園にはヒメシャラにナツツバキと姿かたちの似た2種類が植えられています。今の季節には変わった形のタネをつけているのですが少し見てみましょう。
aikawa-park.hatenablog.com
ちなみに花については上の記事から見れます。
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この見るからに鋭いトゲのようなものがヒメシャラやナツツバキのタネです。

かなりの固さを持っており、悪い角度で踏んだりすると簡単にケガをします。写真はナツツバキの物ですが、ヒメシャラに比べると大きいのと数が少ないので分かります。

先ほど種がこれだと説明しましたが細かく言うと違います。種はこの中に収納されているのです。
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この針の山を上手く割ってみます。これはかなり固いので、横向きに踏んであげるのが一番楽ですね。

間違っても縦に踏まないようにしましょう。刺さります。
そして割るとこのような断面をしています。
付け根の部分にくぼみがあるのが見えますか?この部分に種が収まっているのです。
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種は殻に比べると非常に小さく、丸っぽい形をしています。この形を利用して風に乗って飛んでいくのですね。
また、収納されているので種の形も少し変わっています。
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種自体も少し丸い形をしており、殻にある窪みにすっぽりとはまるようになっているんですね。

よく見るとカットされたスイカのような三日月の形にも見えます。
では実際にどのようにはまっているのかも見てみましょう。
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横から見た感じがこれです。上にあいている隙間が大きいので、ポロリと落ちてしまいそうに見えますが、付け根の部分の間隔は狭く、簡単には落ちなさそうなことが分かりますね。乾燥して殻が乾き続けるとだんだんと開いていくのでしょうか?
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上から見るととても綺麗な星形をしています。その隙間に種が入っているのが見えますね。

こうしてみてみると、一枚目の横から見た写真と、この上から見た写真では全然雰囲気が違いますね。植物はこのように色々な知恵を使って種を飛ばしたり守ったりしているので、身近な植物にも目を向けて種の違いを楽しんでみてください。