植物を樹皮の目線で見比べてみています。今日は似たあの植物を比較してみましょう。
皆さん大好きなカブトムシクワガタの木コナラです。
コナラとクヌギの名前は知っていても葉が分からない、樹皮の違いが分からないといった方は昨年の夏にイベントをやっていてかなりの方が抱えている悩みでした。
全てに当てはまることはないものの傾向はあります。
コナラに関しては樹皮が白いものが多いです。そして木に凸凹上の山ができるのですが、これがまばらに入る印象です。
写真の通り山と谷の間が大きいですよね。これは感覚的なものもあるので見慣れる必要があります。 しかし慣れてくると遠目からでもあれはコナラ、こっちはクヌギと分かるようになってきます。
続いてはクヌギを見てみましょう。
コナラじゃないか!と思った方はスクロールをしてその違いをじっくり探してみてください。
クヌギの傾向として樹皮は黒いものが多く、木にできる凸凹が細かいという印象があります。今回の写真でも凸凹の違いと言うのは分かりやすいのではないでしょうか?
凸凹がかなりはっきりとしていますね。大木になっているとまた変わってくるのですが、公園に植えられているくらいのサイズであればこのポイントだけでも判断できると思います。
しかし、難しいのはこの2種類だけではありません。全く種類が違うのに似ている雰囲気の物もあるのです。
一見するとこの凸凹具合はクヌギのように見えますね。ちょっと細かすぎるでしょうか?と言う疑問がわいたあなたは樹皮を見る感覚が磨かれてきていますね!
これはクスノキと言う香りのいい植物です。こうした似た植物がたくさんあるので一筋縄ではいきません。とはいえクスノキは冬場でも葉が付いているので別のポイントを見ることで簡単にわかりますよ。
皆様も樹皮を1つの見分けるポイントとして見る、次に葉を見比べる、その次は来ている生き物を見るなど複数のポイントから植物を見るようにしてみてください。知識がつながっていくととても戦略的に自然を楽しむことができますよ。