朝の冷え込みが強い日には園内の木道の上に氷が張っていることがあります。滑りやすくなっているので注意が必要なのですが、滑りやすいのは人間だけではないようです。
このようにかなり綺麗に日陰の部分に薄い水滴の凍ったようなものがくっつきます。
こういった道沿いの端を見ていくことが動物の痕跡を探す手掛かりになります。これは場所も重要になるのですが、何か動物が通りそうな場所に絞ってみてみるのが効率的ですね。
木造デッキの上を歩きながらよく目を凝らしてみると写真のような2本の線が綺麗に入っている場所を見つけることができます。これこそ動物が残してくれた跡です。
固い蹄を持ち、夜の公園にやってくる動物と言えばシカさんですね。
山からやってきたシカさんは土の上を歩いてくるのですが、園内の一部の場所を通過するときにはこのデッキの上を通らなければなりません。なのでよく使う場所には木の上に付いた苔などがめくれた後がはっきりと残るのです。
ここは大人気スポットのようで、かなりの数の足跡が残されています。見たところデッキに乗って横に移動しているわけではなく、そのまま写真左下方向へ進んでいるようですね。帰りは恐らく逆のルートでしょう。
気になるこの足跡の方向を見てみるとデッキを超えた先に道が続いていることが分かりますね。動物が使う通路なので獣道と言うやつです。藪などではありませんが、こういった視点で眺めてみるとあちこちに痕跡が残されていることが分かりますよ。