植物に興味が向くことと言うのはなかなかないと思います。と言うのも、どれも似た姿をしているように見えて違いが分からないんですよね。
しかし、植物の中には非常にわかりやすい違いを持つものがいます。なんと!葉の表と裏で色が違う者たちがいるのです。 そんな分かりやすい違いを見比べれば、簡単に種類を絞ることができます。
今回紹介するのはシロダモと言う白の字が名前に入った植物です。 名前に白が入っている植物はたびたび見られますが、何かしら理由があることも多いので、注意してみましょう。
さて、もう答えを言ってしまっているようなものなのですが、このシロダモには葉の裏に特徴があります。せっかくですから見てみましょう。
緑色の表に対して葉の裏は白くなっていますね。粉を吹いたような色合いの白をしています。この特徴はあまり見られませんので、シロダモと言う植物を特定するのに非常に役立つ情報です。
シロダモはさらに嬉しいことにクスノキと言う香りがとても良い植物の仲間なので、ほんのりスパイシーな香りを楽しむことができます。
香りや葉の裏の色は植物同士で大分変ってくるポイントなので、自然に興味のある方はぜひ覚えておいてください。
更に見てみましょう。 実は葉と言うのは人間の血管と同じように脈が走っています。これに注目することで、より葉の違いを楽しめるのです。
シロダモの場合、根元から大きく3つに分かれる脈を持つのが特徴です。 まるでフォークのような姿に見えますね。 こうして脈と言う新しいポイントに目を向けてみると、植物の細かい血管もはっきりと目を向けられるのではないでしょうか? 不思議な模様をしていてとても綺麗ですよね。
固い葉であればこの 葉の脈を標本として綺麗に残すこともできます。
お気に入りの葉と好きな模様を見つけたら挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。せっかくなので私もサンプルを作ってみようかと思います。
aikawa-park-tutujizukan.hatenablog.jp
ツツジ図鑑の紫色に光源氏を追加しました。