あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

茎が毛むくじゃらの植物シュロ その葉は超巨大!

あいかわ公園の園内ではホオノキと言う巨大な葉を持つ植物があることを以前お話ししました。
aikawa-park.hatenablog.com
あいかわ公園にもともと生えている植物たちの中で一番大きな葉を持つのは彼らですが、植えたものと言う条件を加えれば負けないのがシュロと言う本来は南の方に見られる植物です。
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この圧倒的な大きさこそ南の方の植物と言った印象を受けますよね。

バナナの葉などは傘として雨除けにも使えてしまえそうな大きさがありますが、このシュロもないよりはましくらいの傘として使えそうな気がします。

スカスカなので本当に気分程度の傘ですが(笑)
シュロの葉はウチワのように根元に束ねるような場所があり、そこから葉を伸ばしています。これだけたくさんの葉を支える根元部分と言うのはやはり立派な姿をしているものです。
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根元部分にはセロリのような姿でありながらかなり固めの質感があります。加えて重要な場所だからでしょうか? 縁にはトゲがあります。

一枚目の写真で私の手があるような場所を食べられるのと、この根元を食べられるのでは植物体へのダメージが全然違いますよね。 

トゲは結構固いので、シュロを扱う時には注意が必要です。
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葉もかなり面白いシュロなのですが、この植物を目にした多くの方は葉よりもこの幹に目が向くのではないかと思われます。

まるで動物の毛が無数に張り付いたかのような固い毛が生えているのです。
実はこのシュロと言う植物はヤシの木の仲間なんですね。
触れてみると分かるのですが、かなりゴワゴワしていて丈夫です。なので昔から縄やほうきなどの道具としても使われてきた場所なんですね。
もう少しすると黄色い泡のような花が咲くので、その時になったらまた記事化しようと思います。 身近な植物なのでぜひ探してみてくださいね。