2月の密かな楽しみと言えばベニバナアセビと言う大変花付きのいいツツジの仲間が咲くことです。 去年は下旬には満開に近いような勢いで咲いていましたが今年は果たしてどれくらいのペースで咲くのでしょうか?
花はおおよそ日当たりのいい場所の方が早く咲きます。なので園内の日当たりのいい花の斜面を見に行ってみると、やはりすでに咲いていました。
はっきりと咲いているのは花の斜面の左側の方だけでした。しかしシーズンに開幕一番に咲く花と言うのはかなり印象に残ります。
ブドウのようにかなりたくさん房状になって花をつける点も彼らの豪華さを増していますね。
今はまだ夜の冷え込みが強いので虫たちは飛んでいませんが、もう1月もすれば越冬明けの蝶や春にだけ現れるシジミチョウやセセリチョウの仲間が現れるはずです。その時が楽しみですね。
普通のアセビは真っ白な花をつけるのですが、ベニバナアセビは名前に紅とあるように花自体は赤み、というよりはピンク色をしています。色合いはよく見てみると白とピンクの2色からなり、お菓子のような姿をしています。 アセビの花をそのままチョコにしたら美味しそうですよね。
しかしツツジの仲間と言うこともあり彼らは毒を持っていますので蜜を舐めてみよう!とか口にしてみようか と考えるのはやめておきましょう。
花の斜面の一方では今年植えられたばかりの新しい八重咲のゲンカイツツジ「光源氏」が咲いています。こちらもかなり早咲きですね。
移植したばかりで葉もほとんどなく、なんとなく花だけだと寂しい雰囲気です。この光源氏は独特なピンクとも紫ともいえる色をしており、花がシュシュのように重なる八重咲と言う面白い特徴も持っています。八重咲のツツジはヨドガワツツジやレジナと言ったわずかな種類でしか見られないので、覚えておくと1つ得をした気分になれるかもしれませんね。
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興味のある方は ツツジ図鑑を読んでみることをお勧めします。