あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

上を目指し、高い所から飛ぶテントウムシの不思議な習性

テントウムシは低い場所で飛ばない?

冬の落ち葉の下や樹皮下などでテントウムシは越冬しています。日の差し込む暖かい時間であれば冬場でも活動してくれるので、見かけたら葉や枝に乗せてその習性を観察してみましょう。

こちらは誰もが知るナナホシテントウですね。

有名な話ですが、テントウムシは身を守るために独特なにおいのする黄色い液体を出します。敵から身を守る術です。彼らの作戦通り手に乗せるのはちょっと嫌なので棒で遊びましょう。

枝にのせてみました。

まじまじと見るとパンダの模様のようでかわいいですね。

テントウムシを始め、昆虫の仲間は高い方に上る習性があり、例えば人間の指などにのせると、一目散に指先を目指して上り、関節部や指先などの先端部分で翅を広げて飛んでいきます。
体が特に重い甲虫たちは、飛んですぐに落下する自身の体のことをよく理解しているのでしょう。

今回も先で翅を広げた写真を撮ろうと狙ったのですが、指ではない自然の物だからでしょうか?

なんと普通に下りてきました。
思い通りにはいかないのも自然の面白さではあります。

指などでやった経験上ほとんどが指先もしくは関節などの高い所で飛んでいく感じだったので、むしろ普通に下がれるのか! と突っ込みを入れたくなりましたね。

この後不思議だったのが、枝の写真外には私の指があったのですが、そこで再びUターンして枝を上り始めたのです。そして枝先でまた折り返して指でまたUターンしていました。
もしかすると自然の物とそうでないものが分かっているのかもしれませんね。

おろしてあげるとなんだか楽しそうに走っていきました。テントウムシはすぐ飛ぶ生き物だと思っていたので、新しい一面を見れたような気がしましたね。 たいていは素早く指先に移動してぴゅいーっと飛んで行ってしまうものです。

高所から飛び、落下しても羽を広げられる距離を確保するのだと思われます。

皆様もテントウムシを見かけたらどのような行動をするのか観察してみてくださいね。

テントウムシと自然

テントウムシの食べ物を知っていますか?
彼らは肉食性の昆虫で、植物につくアブラムシの幼虫を食べます。

こちらはユキムシでおなじみのトドノネオオワタムシ。いわゆるアブラムシの成虫ですね。
アブラムシはカメムシの仲間であり、植物の汁を集団で吸う虫です。

幼虫にはセミなどと同じく刺す口があります。 そのため大量発生して植物を弱らせてしまうのですが、テントウムシがやってくることによりその数を抑えてくれているんですね。
アブラムシ側も蜜を出してアリを呼び、敵から守ってくれる関係を結ぶなど小さな世界では面白い戦いが繰り広げられているのです。





身近なテントウムシ。彼らの習性や食性などに目を向けてみると食物連鎖や生存戦略が見れて面白いですよ。