花が賑やかになってきた園内では、それらの花にやってくる蝶たちも賑わいを見せ始めています。コツバメやスギタニルリシジミなどの時期の限られた種類に注目ばかりしていたのですが、長い期間見られる蝶であってもこの季節ならではの楽しみと言うものがあります。
それが季節による蝶の模様の変化です。春型のベニシジミが出ていることに気が付きました。
恐らく成虫になったばかりと見られ、翅の色合いがめちゃくちゃ綺麗です!
ベニシジミと言えば身近でも普通に見られる種類なので、見かけても見逃してしまうことが多いのです。新成虫が出る時期の春型がこんなにも美しいとは知りませんでした。
ベニシジミは春型と夏型で翅の表側の模様が結構違います。
春型は華やかで、夏型は落ち着いた色と言った感じでしょうか。
石小屋ダムの方面でベニシジミの表翅を撮るために蝶たちを探していました。するとたくさんのベニシジミに遭遇することができましたよ。
翅が開きそうで開かないもどかしい瞬間です。もうちょっと開いてくれれば嬉しいのですが、こうした半開きのような状況にもよく出くわします。
ベニシジミはそこまで警戒心が高くないのと見つかる機会が多いのでいいタイミングを狙いやすい種類です。
そしてようやく目的の一枚を撮ることができました! どうでしょうか?身近にいるとはいえなかなか侮れない美しさではないでしょうか?
春型の特徴は前翅のオレンジ模様の面積が広い所ですね。これによって止まって翅を広げるととても鮮やかに見えます。
夏型は写真がないのですが、より黒味が強く、前翅の先端にオレンジが出るような色合いになります。落ち着いている色と言う表現が合う色ですね。
春型の方は春らしい爽やかな印象を受けますね。
別アングルからもう1枚です。ここ最近でもお気に入りの一枚が撮れました。
翅外側の白いラインが額縁のように蝶の輪郭を目立たせてくれていますね。
蝶の仲間は成虫になったばかりが一番美しいです。 時間が経つにつれて雨や敵などにやられてボロボロになってしまうためですね。
もし美しい蝶を見てみたいという方は春の初めのこの時期は美しい蝶を見ることができる絶好のタイミングなので探してみることをお勧めします。
慣れてきたら探したい蝶の出現時期を中心に探してみるのもいいでしょう!
美しい蝶たちとの出会いにワクワクが止まらなくなるはずです!(写真は春に現れるコツバメ)