あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

ツクシの下には何がある? ツクシとスギナの不思議な関係

園内のパークセンター付近には季節ごとに様々な花が植えられている花壇があります。
今は冬の物から春の物にちょうど植え替えられたばかりなのですが、大型の色とりどりの花が植えられています。
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花壇なので見栄えをよくするために花の周りは草むしりが時々入るのですが、何やら緑色の草がパズルのピースのように土の上に散っています。
このお花の葉っぱでしょうか?
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これこそ今回のテーマであるツクシの葉っぱ部分です。右手前に生えている茶色っぽい物体がツクシですね。
春の山菜としてツクシを食べたことのある方もいるかと思います。しかし疑問に思ったことはありませんか?
「なぜツクシは茶色いんだろう?」
通常の植物であれば緑色をしていますよね。これは理科の授業で習ったように、植物は太陽の光と水と二酸化炭素で光合成を行うというのが関係しています。懐かしいですね。
ではツクシのように茶色い植物は何をしているのか?と思われた方もいるかもしれませんね。
実はツクシと言うのはスギナと言う植物の、種を増やすための部分なのです。
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ツクシの先端をじっくりと見てみましょう。
そうすると松ぼっくりを小さくしたようなものがくっついているのが分かります。
この部分から胞子と言う粉を飛ばして周囲に撒き散らすのがツクシの役目です。ツクシが本体なのではなくてスギナと言う緑色の植物が本体だったんですね。驚きです。
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先ほどの写真ですがスギナの葉はツクシと地下でつながっています。この葉の下に根が深く広がっており、スギナは自身の栄養を使って葉を出せるので、一度発生するとなかなか取り除けない厄介な草とされています。
加えて先ほどの胞子でも繁殖しますので、ツクシが出てしまうと全てのスギナを取り除くのはかなり難しいと言えるでしょう。
春先は他の草も少なく探しやすいので、ツクシだけでなくスギナの根を掘ってみて遊んでみるのもいいかもしれませんね。

山野草に興味のある方は園内の図鑑をどうぞ!春図鑑を新しく更新しています。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp