春の蝶を探して園内を歩いていると、嬉しいことに多数の蝶に遭遇出来ます。
出会う蝶には性格があると感じており、人の気配に敏感なのは枯葉にそっくりなタテハチョウの仲間に多い印象です。
中でもヒオドシチョウは出会えても近づけない蝶の筆頭でした。
しかし、チャンス到来です!
日向ぼっこをしているヒオドシチョウに遭遇しました。見かけた機会は2桁に近いですが、ここまで近づけたのは初めてです。
枯れた芝生に突き刺さっている葉っぱのような姿をしていますね。越冬する蝶らしい姿と言えます。
蝶は翅を広げて日向ぼっこをするので、少し待ってみましょう。
開きました!
ヒオドシチョウはやはりオレンジ色の面積が広くて美しいですね~! こう見えてかなり大きめの蝶で、飛んでいるとバサバサと言う音が聞こえます。シジミチョウやモンシロチョウなど、普段馴染みのある蝶たちでは見られない特徴でしょうね
体には毛がたくさん生えています。これが日の当たり方によって緑色に輝いて見えるのがまたいいんですよね。
厳しい冬を乗り越えたであろう証拠として翅はボロボロですが、これが逆に渋さを出していると思うんですよね。ヒオドシチョウに関しては色が褪せていても独特の味がかなり出ているように感じます。若々しさと言うよりも年季が入った良さと言いますか。
この蝶はかなり大人らしく、堂々としている気配を感じました。 指を差し出すとそれに乗ってくる有様です。可愛いですね。
そしてツツジの花に飛んで行ってしまいました。ありがたいことに目の前のツツジに止まってくれたのです。
美しいツツジに美しい蝶と、まさに春らしい写真を撮ることができました。こういったシチュエーションと言うのはなかなか狙って作り出せないのでとても嬉しいですね。
人の気配に敏感な蝶で、これまでは馴染みが無かったヒオドシチョウでしたが、じっくりとその姿を眺められる時間となりました。
花に蝶の組み合わせはやはり合いますね!
園内の自然を楽しみたい方にはこちらの図鑑もおススメです。
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